《２》彼女は実は天才声優で！？【福山潤】

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＊貴女視点＊


福山さんに手を引かれ


街を歩く


さっき離しかけた手は


ギュッと 固く握られている


貴女(…ズルイ…)


その後 福山さんと色々なお店を見て


楽しいひと時を過ごした



この時間が ずっと続けばいいのに…



そう思うほど楽しくて


だけど 時間は待ってくれない


今日が 終わってしまう


帰り道に 2人で並んで歩いている時


ふと 夕日に目を奪われた


貴女「………」

潤「夕日が こんなに綺麗に見える場所なんて
あったんだ…」


数分の間 2人で夕日を眺め続けていた


貴女「…綺麗」


あまりの美しさに 吸い込まれそうなほど


潤「………」


見とれていると 手を握る力が強くなった


潤「…あ……あのさ…」

貴女「…ん？」

潤「………」


何か 言いにくそうな事でもあるのか


そっぽを向く福山さん


私が言葉を発しようとすると


福山さんが こちらに向き直った


潤「…早坂さんに…伝えなきゃ ダメな事が…
あるんだけど…聞いてくれ…る？」


伝えたい事？


貴女「…は…はい…」

潤「……っ…」


何故か 自分まで緊張してしまう


潤「…俺…今までは 事務所の先輩 後輩って関係で
仲良くしてきたけど
一緒にいるうちに ただの先輩 後輩っていう
そんな想いを持ってない事に 気づいて…」


貴女「………」


潤「色んな人から言われて やっと気づいた
……自分の気持ちに…」


貴女「………」


潤「俺…」


貴女「………」









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潤「………」









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潤「…Aさんが 好きです」

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