《２》彼女は実は天才声優で！？【福山潤】

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＊貴女視点＊


あの光景を見てから


潤さんには会っていない


会いに行けない


潤さんは…


佐藤さんのことを どう思ってるの？


事務所の後輩？それとも…


…そんな事 考えたくないのに…



戸「何か最近…あの2人おかしくないですか？」

宮「確かに…」

戸「何かあったのかな…」


心配しているのは 周りの人達もだった


私達の異変に気づいている


香菜ちゃんから「このままで良いの？」


というLINEを貰ったりもする


貴女「このままで言い訳ないよ…」


話したいし 出かけたりもしたいよ


でも 今の状況では 出来ないよ…


......................................................


＊有紗視点＊


あの2人の仲は壊れていってる…


…それでいいの


だって あの2人の関係を壊しているのは


私なんだもん


私はただ 潤さんの事が好きだから


だから 声優になって


近づこうと思ったのに


…それなのに…


あいつが…早坂Aが出てきたから


私は…潤さんに見てもらえなくなった…


そんな時 あいつの移籍が決まった


これはチャンスだと思って


私は アクセルワンに入った


それで あの2人の関係を悪くしてしまえば


潤さんは あいつを諦めるだろう


そう思ったから…！


有「…2人の関係も壊れてきたし…
そろそろ…良いかな〜」


......................................................


＊貴女視点＊


帰り道


今日も仕事が夜まであり


疲れ気味…


貴女「…はぁ…」


ついため息を吐く


仕事が終わったら


考える事は同じ


香菜ちゃんにも言われたけど


このままの関係ではいたくない！


ちゃんと話さないと！


貴女「……ん？」


誰かいる…？


後ろを振り向いても誰もいない


貴女「気のせい？」


そう思い 前を向いて 歩こうとすると


貴女「＿＿＿っ！？」


口元を布で抑えられた


逃げようとする…けど…


貴女「………潤…さん…っ」


意識は そこで途切れた

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