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最終。また逢えたから ページ14

××××年_____




「トラゾー!開けろー!」
「ちょ笑ぺいんと、ドア叩かないの!」

「…ーい!って!お前ドア叩くな!」
「お邪魔しまーす!」


俺はぺいんと、今日は友人であるトラゾーの引越し祝いにやって来た。


「リビング結構片付いてますね」
「朝から片付けてますから」
「ちょ俺トイレ行きたい」
「ぺいんといっつも急だねー笑」
「えー?ああ、トイレそっち。行ったらわかる」


「うぇー?…いやどこ…ああ、あっ……


俺はトイレのドアの前で足を止めた。



俺の目線の先には花瓶に入った綺麗な1本の花があった。


(…トラゾー花とか買うんだ……)

「……って、トイレトイレ」



「っわぁ!びっくりした…トラゾー…何やってんの」


トイレから出ると、ドアの目の前でトラゾーが棒立ちしていた。


「しにがみさんとクロノアさんが飲み物買ってきてーって、俺とぺいんとで。」
「なんで俺らなんだよ!」
「まーまー、行こ?」
「うん………あ…てかお前花とか買うんだね」
「え?ああ、これ?」
「うん」
「これは……なんか一目惚れしてさー」
「へぇ…」


俺とトラゾーは玄関で靴を履く。


「え!雨降ってんじゃん!」
「うわ、ホントだ」
「トラゾー、傘2本ある?」
「あるある」
「よし、貸して」
「はい」


赤色の傘を受け取り家のドアを開ける。


「えー?結構降ってるじゃーん。さっき降ってなかったのに…」
「……ねぇ、トラゾー。あの花なんて名前なの?」
「え?あー…確か、アイビー……だったかな」
「へー……」


俺とトラゾーは、クロノアさんとしにがみくんを残して家を出た。


「もー…この前も雨じゃなかった?」
「そうだっけ?」
「うん」
「……でも、雨っていいよね」
「…あー……それはわかる」



"僕"はチラリとトラゾーを盗み見た。










今、俺の目線の先にいるのは




トラゾーだ。




______

「今世の華」終

あとがき→←じゅうに。全て空想



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設定タグ:ぺいんと , トラゾー , 日常組   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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むす(プロフ) - にーちゃんさん» わわ…嬉しいです!ご愛読ありがとうございます!(^^) (2022年2月25日 20時) (レス) id: 320895ff94 (このIDを非表示/違反報告)
にーちゃん - とっても面白かったです!!! (2022年2月25日 20時) (レス) @page15 id: e3270e9fa9 (このIDを非表示/違反報告)
むす(プロフ) - たこ焼きさん» 入学大歓迎ですよ……(^O^) (2021年10月28日 17時) (レス) id: 320895ff94 (このIDを非表示/違反報告)
たこ焼き - 今すぐこの学校に入りたi((((殴 (2021年10月28日 16時) (レス) @page4 id: 508c9e96c0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むす | 作成日時:2021年10月26日 16時

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