自分と17日目 ページ18
私はみんなに連れられリビングのソファに座らされた。
目の前には木舌、左右には佐疫と田噛が座り、ほかの人は立っていた。
「異変に気付いたのはいつから?」
「今日の、放課後。でも、傷の治りが早いのはずっと前から、かな。」
私は小さい頃から傷の治りだけ異常に早く、ちょっと切り傷とかならその日のうちに治っていた。
でも、力が強かったとかは無かった。寧ろ運動とか苦手で、握力とかも弱かった。
…こんなこと現実じゃありえない。
私は何者なのか自分でも分からなくて、不安と恐怖が押し寄せる。
自然と私の体は震え出してたのか、佐疫は手を握ってくれた。
「分かった。A、明日から学校休んで。ちょっと試したい事があるんだ。」
「何をする気だ?」
紫の鋭い目が木舌に向く。確かに何をするのかは気になる。
「…おれらもそろそろ帰り方を見つけなきゃならない。だから、近くの廃墟とか探してもらうんだ。あと…Aの事を確かめるために。」
どうやら木舌にはなにか仮説…みたいなものが出来てるらしい。
隣の田噛は何となく分かってるみたい。
「…近くの廃墟…ちょっと待ってて。」
私は自分の部屋からノートパソコンを持ち出し、色々調べていく。
「この近くじゃ2ヶ所あるよ。ひとつはただの廃屋。噂じゃあ…人魂を見た、おばあさんが追いかけてくるとか…嘘っぽいな…」
そしてもう一つは…
「廃校か…」
ここが1番…それっぽい。
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ふぇいと(プロフ) - 完結おめでとうございます!とても楽しませてもらいました(*^_^*) 後日談とか、ちょっと気になります…! (2015年4月27日 23時) (レス) id: 48c9001d5f (このIDを非表示/違反報告)
レイチェル(プロフ) - いつもみています! 他の作品も良く見てますっ! これからも頑張ってください><// (2015年4月16日 22時) (レス) id: 8ea63b7472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこめろんぱん。 | 作成日時:2015年3月20日 0時