音駒バレー部マネージャーの憂鬱。【ハイキュー】

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私は運が悪いのだろうか。


体育館にはみんなの 笑い声 が響いている。

霧崎さんも混ざって楽しそうだ。


私はもうここに必要ない、そう思った。



「……はは。」


私はそっとその場から離れた。

私の居場所はどこにあるのだろうか。



体育館裏で座り込む。


合宿まで…せめて合宿が終わるまでは…音駒に居よう。


私はみんなが大好きだ。

その気持ちに嘘は付けないから。


「……戻ろう。」



体育館に戻る。

誰にも目を合わせずにドリンクを取りに行く。


夕葉「半分持ちますよ！」

「あぁ…ありがとう。」


私は笑顔を貼り付けた。

…きっと目は笑っていない。


「…うん、手伝ってくれてありがとうね？」

夕葉「そりゃ私もマネージャーですからね！先輩1人には任せられません！」


良い子ってこういう子の事を言うんだろう。


そう言えば……今まで仕事やってても何にも言われなかったな…。

「お疲れ様」も、「がんばれ」も、私が言っても部員達から言われる事は無かった。


ドリンクを片付け終わっていつもみたいに隅の方で記録を取る…

と言うことはせず、私は黒尾 さん の方へ向かった。


「あの、黒尾さん。」

黒尾「んあ？何だ？」



私は体調悪いので帰る、と言って、更衣室へ着替えに行った。


…なんでこの時嘘をついたのかは自分でも分からない。

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