音駒バレー部マネージャーの憂鬱。【ハイキュー】

> 35 < ページ37

> 黒尾鉄朗 site ＜


あいつが出て行ったあとノートを見ようとしたら何か落ちてきた。


「…んだよ…！！」


そこにはしっかりとした字で ¨ 退部届 ¨ と書いてあった。

…あの話は本当だったんだな、と今になって考える。


夜久「……早くノート開けよ。」

「おう…」


ノートには綺麗な字で選手1人1人の調子や、練習した方が良いところ、注意点などが書いてあった。


…今までずっと気付かなかった。


一通りの仕事終わった後に隅の方で何か書いてたが、特に気に止めて無かった。


ずっと俺らの為に書いてたのだろうか。


今更、罪悪感…みたいなものが押し寄せてくる。


しばらくすると少し息を切らした霧崎が駆け寄って来た。


夕葉「はぁ…ノートの！最後のページ！見せて下さい！！」


俺は意味が分からずノートを渡した。

霧崎はノートの最後のページを開いてちょっとすると泣き出してしまった。


夕葉「……みんな集めて下さい。」

> 手紙 36 <→←> 憂鬱 34 <

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す