音駒バレー部マネージャーの憂鬱。【ハイキュー】

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休憩と言っても、7時前なので休憩と同時に朝練は終わる。


一人一人声を掛けながらドリンクを渡す。


…ほらこの時も。

誰一人として目を合わせない。
と、言うより合わせてくれない。


私は見ているのだけど、部員は目をそらす。


その度に胸がズキンと痛む。


ここはチームワークが良い。部員同士の信頼も厚い。

その 仲間の輪 に私は入れない。


……私は外野ですから見てるだけ。



ここでは人は居るのに、普通に話すのに。



私は気分的に 孤独 なのだ。



朝練が終わり、みんなは着替えに行く。

…制服濡れてるのに誰も気付かなかったなぁ…。


どうせすぐ乾くからいいか…。



スポドリを片付け終わりみんなより早めに帰ろうとすると呼び止められた。


「須郷！」

「……はい？」


ゆっくり振り返ると黒尾先輩が居た。


黒尾「これ、今度合宿やるから。忘れ物すんなよ？」


あー、はい。と適当に返事をしてプリントを受け取る。


黒尾「合宿、来るだろ？」

「……まぁ、行きます。」


失礼します、と私は早足でその場を去った。



…最後の最後で私は黒尾先輩と目を合わせようとしなかった。

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