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Aside
「____”あなた”なら
だから、”貴方”は邪魔なのよ。
貴方の事 愛してたわ。
_____________さよなら。」
心臓部分に当てられた
ベルモットの銃口。
抵抗もせずにただそれを
眺めていた私は。
『____っ!!』シャッ!!
ベ「!」
太ももに隠したナイフを素早く抜いて
彼女に切っ先を向けた。
それをかろうじて避けた
彼女の綺麗な頬に一筋の赤い線が滲む。
私の行動に彼女は…"微笑んで"。
躊躇いなく引き金を引いた。
私の心臓ではなく
地下室に降りてきていた人物に。
「かはっ……!!」ドサッ…
『…え?』
仰向きに倒されたまま
後ろを振り向くと
そこには 長い銀髪を床に散らして
ジンが倒れていた。
ベ「……ごめんなさいね、ジン」
倒れたジンに向かって
小さく呟いたベルモット。
立ち上がった彼女が
小さな何かを私に放る。
彼女の行動に驚きつつ、
受け取ったそれはUSBメモリだった。
ベ「____組織のtop secretよ」
『…は?』
ベ「ラムはここには居ないの。
けど、代わりに保管されてるものがそれよ」
『……まさか、
裏切り者を始末するどころか協力するっていうの?』
ベ「…ええ、そうね。
________あなたを殺すくらいなら、私は何だって協力するわ」
『…!』
ベ「”守りたいもの”があなたもあるのね。
行きなさいプリンセス。
またいつか会いましょう。
____Do not forget me.」
そう彼女は微笑んで、
倒れたジンの元に歩いていった。
…何で、彼女はジンを撃ったのか。
ジンが私を追ってくることを
知っていたのか。
組織のUSBなんて持っていたのか。
…それは、私の計画に気付いてたから。
けど、今まで知らないふりをして、
この瞬間まで守ってくれていた。
…彼女の”守りたいもの”。
私のために。
ーーーー
『_______…で、
何とか家に帰っても降谷 居なくて
公安に連絡したらこういうわけで、
急いでこっちに向かったら爆走する降谷達を見かけて大体察してビルで待ってた。
そんで現在に至りました。』
_______そんな私は今、
私の"守りたいもの"に
今までの事を報告させられている。
きっとこれからお説教だろうけど
それすらも今は…
まぁ悪くないかもしれないな。
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きゃんぱす(プロフ) - みーーさん» コメントありがとうございます( *´﹀`* )私も警察学校組と夢主の絡みがとても好きで、鍋パのお話なんかは書いていてとても楽しいです〜!続編の編集がんばります!どうぞお楽しみに♡ (11月21日 19時) (レス) id: 75fb2e5163 (このIDを非表示/違反報告)
みーー(プロフ) - こんにちはコメント失礼します!夢主と降谷さんたちの関係性がすごく好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (11月21日 19時) (レス) @page50 id: 6c5220a1e1 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんぱす(プロフ) - #バボスコ推し#萩原推し#ゼロヒロ#低浮上さん» うぎゃあぁぁあご観覧&コメントありがとうございますううう(*T^T)!!萩原さんの大人な余裕!みたいなところが個人的にとても好きです( ´∀`* )b更新頑張ります!ぜひお楽しみくださいね! (2018年11月7日 7時) (レス) id: 71fb99b34f (このIDを非表示/違反報告)
#バボスコ推し#萩原推し#ゼロヒロ#低浮上(プロフ) - うわわわわわわわ萩原さんと降谷さん好きなんで二人だけのシーンありがたいですうううこれからも頑張って下さいいいいいい (2018年11月7日 7時) (レス) id: 0dbf445205 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんぱす(プロフ) - ジャッキーさん» コメントありがとうございます(*´∀`*)!どうなる夢主…!!今後にぜひご期待ください…!!更新頑張りますね! (2018年10月21日 17時) (レス) id: 71fb99b34f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃんぱす | 作成日時:2018年10月1日 18時