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「安室さん、今度は僕の協力者になってもらうよ……!」
小さな探偵とのギブアンドテイク。
俺は彼の協力者として
役目を果たすため、
建設中ビルの屋上へ向かっている。
避難誘導が上手くいっていないために
果ての無い渋滞と化していた高速道路を
電車の上や線路を走行して抜け
現在に至る。
隣に小学生を乗せて
よくあんな命知らずな真似をしたと
自分に呆れてはいたが
迫り来るタイムリミットに
急ぐ気持ちは彼も同じで
何も言わずに指示してくれた。
・
組織の建物から
Aの携帯を発見したあの時、
俺は確かに絶望した。
諜報員にとって
自分の正体が分かってしまう端末を
手放すはずがないからだ。
つまり…
彼女の生存はほぼあり得ない状態だと
理解してしまった。
____でも、Aは俺に言った。
『絶対帰ってくる』と。
そう約束した。遺体だって見付かってない。
…なら、信じたい。
"Aは絶対に
この国の何処かで生きている"と。
俺のところに帰ってくると。
・
コ「_____安室さん?」
降「!……何だい、コナン君」
コ「ぼーっとしてたからさ。どうかしたの?」
降「あぁ…いや、ただの考え事さ」
コ「…そっか。あのさ、ひとつ聞いてもいい?」
降「ん?」
コ「前から気になってたんだけど…
安室さんて彼女いるの?」
……現代の小学生は俺が思っているより
大人びた興味を持っているようだ。
彼の場合は特例なのかもしれないが。
降「……彼女、か」
その単語に頭に浮かんだのは、
明るく朗らかでいつも笑顔の溢れる
太陽のような女性像………
ではなく。
・
男顔負けの腕前と能力を持ち、
いつも仏頂面で可愛げのない女性の姿。
こんなにも俺の心を掴んで離さない…
彼女の姿。
…こんな事を彼女に言ったら
何と言って馬鹿にされるだろうか。
下手をすれば気色悪いと言って
殴られるかもしれない。……有り得るな。
じゃあ…せめて。
・
・
君にちゃんと、
気持ちを伝えられるまでは。
降「______…そうだね。
コ「…?」
大事な仲間たち。そして…
Aが何処かで生きている。
降「____この国さ…!」
・
君がどこにいても、
命に変えても守らせてくれ。
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きゃんぱす(プロフ) - みーーさん» コメントありがとうございます( *´﹀`* )私も警察学校組と夢主の絡みがとても好きで、鍋パのお話なんかは書いていてとても楽しいです〜!続編の編集がんばります!どうぞお楽しみに♡ (11月21日 19時) (レス) id: 75fb2e5163 (このIDを非表示/違反報告)
みーー(プロフ) - こんにちはコメント失礼します!夢主と降谷さんたちの関係性がすごく好きです!これからも頑張ってください!応援してます! (11月21日 19時) (レス) @page50 id: 6c5220a1e1 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんぱす(プロフ) - #バボスコ推し#萩原推し#ゼロヒロ#低浮上さん» うぎゃあぁぁあご観覧&コメントありがとうございますううう(*T^T)!!萩原さんの大人な余裕!みたいなところが個人的にとても好きです( ´∀`* )b更新頑張ります!ぜひお楽しみくださいね! (2018年11月7日 7時) (レス) id: 71fb99b34f (このIDを非表示/違反報告)
#バボスコ推し#萩原推し#ゼロヒロ#低浮上(プロフ) - うわわわわわわわ萩原さんと降谷さん好きなんで二人だけのシーンありがたいですうううこれからも頑張って下さいいいいいい (2018年11月7日 7時) (レス) id: 0dbf445205 (このIDを非表示/違反報告)
きゃんぱす(プロフ) - ジャッキーさん» コメントありがとうございます(*´∀`*)!どうなる夢主…!!今後にぜひご期待ください…!!更新頑張りますね! (2018年10月21日 17時) (レス) id: 71fb99b34f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きゃんぱす | 作成日時:2018年10月1日 18時