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「帰ります。さようなら、」
バタつかせた足を前へと持ってくと同時に腕に何らかの力が入った。
山田「送ってくって。電車、時間あんまないでしょ」
「い、や。いいです」
それでも一行に離してくれなかった。
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少し沈黙が続いた後、
山田君が何か小さい声でいった気がした。
それでも何も起こらないから、
私は苛立ち、勢いを付け腕を振り払い、…帰ろうと思った。
でも、やっぱり甘えて乗せて貰った方が良いかなって。
「…お言葉に甘えて。…お願いします、」
山田「はいはい。…もう少し堅苦しさを無くして欲しいなぁー？」
「…」
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「そこを右折で。…」
黒くて細長い漫画に出てくるような車に乗せてもらって、運転手さんに家までの道を教えていた。
「ここです、ありがとうございました。」
山田「うん、またね」
キラッキラの王子様笑顔を見せ付けられた。
それと同時に、裏も有るのかなとか。
「っ、うわぁ…」
ついつい出てしまった声。
思い出した。
…しまった。
すっかり頭から抜けていた、お兄ちゃんの誕生日プレゼント。
いつも通り、お誕生日おめでとうって言えない。
…どうしよう。
「…よし。」
結局私は、自分の情けを認めようと、正直に言うことにした。
.＿−＿−＿
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おれんじゅ(プロフ) - りんりんさん» だろうなw。なんかMK5。お姉さんか、別のアカウント？だと思ったよ！ (2017年6月8日 21時) (
レス) id: 410c3fdd43 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - ぷぷぷ！ それ、誰だと思う？ (2017年6月7日 20時) (レス) id: 0c1a58959e (このIDを非表示/違反報告)
おれんじゅ(プロフ) - ありすさん» 返信遅れてすみません！コメントありがとうございます、本日細やかながら更新させて頂きますね(^^) (2017年5月20日 12時) (レス) id: 410c3fdd43 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - 面白いですね！！( ＾∀＾)次回の更新、楽しみにしています！！頑張ってくださいね！！ (2017年5月8日 20時) (レス) id: aa93113de2 (このIDを非表示/違反報告)
おれんじゅ(プロフ) - りんりんさん» しばらくは無理だと思う…ごめん (2017年4月27日 17時) (レス) id: 410c3fdd43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おれんじゅ | 作成日時：2017年2月8日 18時
