きゃらめる×からめる Ryousuke.Y

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行方不明って…言い過ぎかも。









山田くんとのやりとりで気づきました私。









行方不明…ってか、お兄ちゃんもそろそろ夜遊びっていうか…







自由な時間、欲しいだろうし。









初夏、寂しげな夜はあっという間に過ぎた。









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「…ん」









夜中…目が覚めたと思ったら、









目の前にはニカッと笑う山田くんの姿があった。









「は？」









私の冷たい言葉にも動じない。









そして、山田くんの腹を一発。









もふっ









「…」









山田くんの正体は人形でしたー。









「…お兄ちゃん？」









お兄ちゃん以外の仕業とは思えなかった。









有「…ごめん、ごめん」









手を後頭部に当てて、ウィンクをする兄。









「……どこいってたの？」









有「あー、ごめんごめ…」









＿＿.









有「っ………」







ごめんって。









今、なぜ俺が可愛い妹に抱きつかれてるかというと









先程出てきたダミー人形。






Aを驚かすために探しにいった訳よ。









で、この辺にはそんな店が無く、電車まで乗ってやっと見つけた。









心配させちゃったかなって。









謝るにもいつもの謝り方では済まなさそう。









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