あの日見た、空に耳を傾け。DAIKI.A

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「…ごめん、ユリ。大貴と付き合う事になったんだよね、でも…悪気は無いから。」







ユリ「…ま、さか、あの日？」








「…うん」








ユリ「…やっぱり、か。まず私に大貴なんて似合わないもんね」







あはは、と悲しげな表情を見せるユリ。

Aは罪悪感しか無かった。









ユリ「わかった。良いよ…良いけど、もう私達、終わりにする」







ユリ「してくれる、よね？」









ユリはAに悪役の様な笑みを見せつけると、教室を出ていった。









「…な、」









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…









「…ユリはちょっと苦手だったしなぁ。」









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＿＿…









「…ねー大貴。」







大貴「ん？」








二人は、西へと沈む夕日に背を向け、肩を並べて歩いている。









「…ユリと、さ。縁、切ったっていうか…」









Aからの驚きの言葉に、大貴は何も考える事が出来なかった。






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