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「そうだな。 痛くなかったって言ったら、嘘になるけど。 でもそれ以上に、お前には笑ってて欲しかった。 知ってるか？ お前、爆豪の事話してる間は、本当に楽しそうで、幸せそうだ。
俺は、お前を楽しくさせてやる方法を、それ以外に知らねえんだよ。 こんな気持ちになるのも初めてだ。 お前が好きだから、笑ってて欲しい。 だから」
「……馬鹿なんじゃねえの」
僕だったら、絶対、嫌だ。 勝己に出久の事がどれだけ好きかについて語られたら、すぐにその場を離れる。 僕は自分本位の人間なのだ。 ヒーローに最も向いていない人間なのだ。 好きな人に幸せになって欲しいから、相談に乗るだなんて事、出来ない。
「そうだな。 馬鹿だ、俺は。 なんでお前を好きになったかも分かんねえよ。 『気づいたら心がドラムを叩いていた』って奴だ」
轟は窓から背中を離し、カバンを肩に掛けた。
「相談の癖に、変な事言って悪かった。 つい。 忘れて、明日も普通に接してくれたら嬉しい」
そう言って、轟は去っていく。 僕は彼を引き留めようとし、手を空中に浮かせた。 そして、その手を静かに下げてしまった。
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アイト - 好きな感じの、話です！続き、待ってます。頑張ってください！ (2018年4月1日 18時) (
レス) id: 28880c114b (このIDを非表示/違反報告)
かやん(プロフ) - けいとるさん» コメントありがとうございます！ 頑張ります！ (2017年10月2日 19時) (レス) id: fbec895554 (このIDを非表示/違反報告)
けいとる - 面白いです！ 頑張ってください 応援してます!! (2017年9月26日 20時) (レス) id: a21381c293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かやん | 作成日時：2017年9月24日 15時
