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65:) 彼女は楽しみ方を間違えたみたい。 ページ29

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陽麻「……好きだったから。諦めたくなかったの。」







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彼女は、私という存在があったから 恋を諦めたんだ。

諦めたくなかった。

諦めることしかできなかったんだ。





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やっぱり、私が彼女の恋を壊したんだ。




彼女自身のことも。私が、壊したんだ。







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陽麻「あなたがいなければ、私の恋は壊れてなかった。」








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ほらね。やっぱり私が悪いんだ。







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陽麻「あなたがいなければ、私は…。私は……っ!」







−−−…「俺の彼女にそんなん言わんといてくれる?」







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私も、彼女も、驚いて上を見上げれば

少しだけ息切れをしている私の大好きな人がいたのだ。







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「…のんちゃん。


どうしてここに…」







望「待っても全然来ないから1回戻って、Aのオカンに聞いたらここにおるって。」







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あぁ、確か場所が変わったから念の為連絡しとこうと思ってオカンに連絡したんだ。







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望「……はぁ、」







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小さくため息をついたのんちゃんは、私の隣に腰掛けて 話し始めたのだ。







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望「俺の、大切な人を傷つけないでもらってもええ?」







陽麻「……でも、!」






望「あんなことしないと、気が済まなかったんか?」







陽麻「……ッ」







望「自分の性格を変えてまで、奪いたかったんか?」






陽麻「……ッ」







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のんちゃんは、すべて話を聞いていたかのように 陽麻ちゃんにズバっと言っていく。







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望「ほんまは、ちゃうんやろ?


あんなことしたかったわけちゃあんやろ?」






陽麻「……やめ、て」







望「単純に、悔しかったんやろ?



単純に、恋を楽しみたかったんやろ?」







陽麻「やめ、てよ…」







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まぁ、こんな俺が言うのはあれやと思うけど。って言うのんちゃんの目は、とても真っ直ぐだった。







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望「……楽しみ方を、間違えたんよ。倉崎は。」







陽麻「……うっ、ぅぅ……ッ」







望「……まぁ俺も悪かったと思う。倉崎を、少し利用したとこもあったから。」






陽麻「……」







望「…でも、もう、俺のAを傷つけるようなことをせぇへんで。」







陽麻「……ッ」








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ほら、行くぞ。と言って、私の腕を掴み

なんだか今の状況がわかってない私を強引に連れ出す。

【しょうのんです】→←64:) ヒロインになりたかった脇役



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しょうのん。()(プロフ) - 小瀧流星さん» そうなんですね!いつか当たるといいですね(^^) (2017年12月3日 21時) (レス) id: e85861d839 (このIDを非表示/違反報告)
小瀧流星 - うらやましいです!私まだ行けないんですよ!2年後にファンクラブに入ってと親の約束してるのでほんまにうらやましいかぎりです! (2017年12月3日 16時) (レス) id: 8e5e2bff6b (このIDを非表示/違反報告)
しょうのん。()(プロフ) - 小瀧流星さん» 参戦しますよー (2017年12月2日 21時) (レス) id: e85861d839 (このIDを非表示/違反報告)
小瀧流星 - 1月3日から始まるライブWESTival参戦しますか? (2017年12月2日 20時) (レス) id: 8e5e2bff6b (このIDを非表示/違反報告)
しょうのん。()(プロフ) - 小瀧流星さん» いえいえ。大丈夫ですよ、楽しいです(^^) (2017年12月2日 18時) (レス) id: e85861d839 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しょうのん。() | 作成日時:2017年11月14日 22時

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