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いざ沖縄！
「…って、まさか、沖縄は沖縄でも空港だけなんて…！」
那覇空港なう。横には灰原君と七海君が性格の出る立ち方でいた。どういうことかというと、灰原君は仁王立ち、七海君はとにかくやる気のなさそうな立ち方ってこと。
私はどちらかいうと絶望した立ち方。項垂れて気分を落ち込ませていた。
だってさぁ、煌びやかな海、どこまでも広がる青空、そして何より仲間達との青春…とはいかなくてもせめて楽しいことはしたかったよ。
「…はぁ、これだから呪術師って職業は人手不足なのに」
「どちらかというと、楽しくないより見える人がいないので人手不足なのかと思いますけど」
「そーかもね…」
七海君はそのまま、眉をひそめながら話を続けた。
「私達がこの場に呼ばれたのも人手不足と嫌がらせでしょう。どう考えても1年に務まる任務じゃない」
「僕は燃えてるよ！夏油さんにいいとこ見せたいからね！それに、いたいけな少女のために先輩達が身を粉にして頑張ってるんだ！僕達が頑張らないわけにはいかないよ！」
熱血な灰原君の言葉は、七海君に全く響かない。
「台風が来て空港が閉鎖されたら頑張り損でしょう」
そう、この任務は、空港を呪詛師にハイジャックされないこと。天元様の元へ星漿体を連れていく時間に間に合わないようここを占拠されてしまうのを防ぐ役割が私達3人だ。
だから七海君は荷が重いと言っている。確かに、大金が絡む出来事にはそれ相応の実力者が出てきてもおかしくない。
何よりここには一般人もいる。その人達に術師の存在をほのめかすような事は絶対にあってはならないのだから、まぁ難易度高い任務だ。
「海行きたいよぉ…やだぁ、この任務」
「もー、Aさんも頑張ってください！」
「でもぉ、だってぇ…」
どう考えても役に立たないのよ私！だから余計嫌！飛行機の中で私がどれだけ憂鬱だったか…。
灰原君と七海君だけでも十分なのに、どうして私も。そこまで考えてハッとする。そうじゃん私、もうそんな風に考えなくていいんじゃん。
だって、私の術式はサポート型なんだし！
「…よぉし！頑張るぞ私！」
「いきなりやる気を出すのは不気味なのでやめてください」
「頑張りましょう！Aさん！」
温度差の対立が形勢逆転した。
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作者(プロフ) - みぃさん» コメいただいていたのに気づかなくてすみません💦ありがとうございます！頑張ります！ (11月12日 17時) (
レス) id: 989ab1f730 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - 初コメ失礼します！このシリーズの作品がすごい好きです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (11月6日 14時) (レス) id: 01aa01ae14 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 皐月さん» ありがとうございます🥰更新頑張ります！ (10月9日 22時) (レス) id: 989ab1f730 (このIDを非表示/違反報告)
皐月(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！これからも応援しています (10月9日 18時) (レス) @page4 id: 8f5e3bc927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2023年10月9日 14時
