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深夜2時。飲み物を取りに行こうと眠い目をこすりながらリビングまで来たら、ダイニングテーブルに突っ伏して寝ている家主がいたので、かなりビビった。
まるで何人家族かが住めるような部屋の配置や数を与えられたこの家に、ほぼ1人で生活をし始めておよそ1ヶ月半が経つ。
あの後、傑が「直談判してくる」と意気込み、AAに会いに行った。そして帰ってきて一言「案外普通の人でビックリした」と。その表情は送り出した時よりずっと穏やかで、もしかしたら傑も、この女の妙な雰囲気に流されたのかもな、と思った。
実家から勘当され一人暮らしをしていた城を追い出されてからこの家に住む前まで、傑の家に避難していたのは1ヶ月ほど。
傑の親に迷惑をかけることになるからいずれ何とかしなくてはと悩んでいた矢先の、この女。俺にとってのあしながおじさん…おばさん？いや、ババアって歳じゃねーだろ。パッと見20代だし。いや、そんなことはどうでもいい、とにかくAAにはこう見えてかなり、助けられたのだ。
おまけに大学も手続きを済ませ、退学の危機は免れた。大盤振る舞いにもほどがある。
ここまでくると借りたものがデカすぎて怖いので、さすがにハウスキーパーとやらの仕事はそれなりにしていた。掃除だって毎日してるし、できるだけ自炊も。
ただ、AAがこの家に帰ってくることは少なかった。週に1度と本人は言っていたが、それもまちまちで、2、3日空けて帰ってきたこともあれば、前回から今回までは2週間は空いていた。呪術師とやらの仕事は相当ブラックらしい。
帰ってくる時は必ず連絡をしてくる律儀さはあるようで、今日もメッセージがきていた。いや、律儀も何も、アイツが家主だけど。
「夕飯、もしあったら食べたいので、残しておいてくれると嬉しいです」「洗い物はするので」と、よく分からないキャラクターのスタンプ。いや、嬉しいも何も、それが俺の仕事だと思っていた。本当に、家事能力を期待していないらしい。
「(そんで、俺が寝た後に無事帰宅ってわけね。飯は冷蔵庫だぞ社畜女)」
久しぶりに帰ってくるもんだからわざわざ作るのに時間かかる和食を用意したのに、帰ってくるのは遅いわ、食わずに寝てるわ、いやいいけど、いいけどな。
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作者(プロフ) - ぽぽさん» ありがとうございます😭こんなにも嬉しいお言葉をいただけるなんて感激です🥲なかなかの不定期更新ではありますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします☺️ (2月26日 0時) (
レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - 作者さん» 繰り返しコメントすみません🙇♀️この作品から作者様の書かれるお話に興味を持ち他の作品も拝見したのですが、どれも良い意味で読みやすく、言葉遣いもストーリーも好みに刺さりました ; ;素敵な作品を創って下さりありがとうございます💖 (2月24日 23時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 星屑さん» コメントありがとうございます。一風変わった設定を使いたいと思いこの作品を作りました！これからも楽しいと思っていただけるよう頑張ります！ (2月22日 14時) (レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - ぽぽさん» コメントありがとうございます。内容は自分が納得ができるまで頑張って書いているので、お褒めいただきとても嬉しいです！これからも応援よろしくお願いいたします☺️ (2月22日 14時) (レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
星屑(プロフ) - 今までにないような作品で読み進めるのが楽しかったです!更新楽しみにしています🥰 (2月21日 5時) (レス) @page15 id: e29b44e719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2024年2月18日 0時
