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逃げ惑う人々。叫び声。服に染みていく他人の血。
「(さ、さいっあく、最悪すぎる)」
さっきから、怪獣映画のごとく式神が街を破壊しまくっていた。非術師を出来るだけ避難させようにも私の声は通らないし、避難させる場所がそもそも私の後ろぐらいしかない。
考えている間にも横で人は死んでいくし、流石にこれは落ち込む。
萎えた心をひとまず後にして、私は結界術を使うことにした。もちろん、非術師を避難させられる結界を作るためだ。
そしてそこに乱暴にも人の首根っこを掴んで放り投げていく。そしてその結界に攻撃が通らないことを知った他の人達はそこに向かって走る。
「(ちょーっと細工してあるからあんまり居心地は良くないけど)」
死ぬよりはマシでしょ、とだけ言い訳して、私は式神と向き合った。
今世では考えられない呪力の総量だ。これだけの術師、今まで本当に見つけられなかったのか。
この界隈は人手不足なんだから呪詛師なんて辞めて欲しいんだけど。
まぁこの呪力量は、何かしらの縛りで成り立ってるだろう。例えば前世の冥さんのように「自死を強制させる」ものとか。
なんなら私も、縛りは使っているし。
どちらにせよ、術師よりこの式神を優先して倒さなければ。暴走されたままなのは困る。
道に立っている“止まれ”の道路標識を足で蹴って折る。そして邪魔なので看板部分も手で除き、槍のように構えた。生憎、今の状況と私の術式の相性が悪い。素手で戦うには敵が大きすぎるし、街にあるものを使わせてもらおう。
私は地面を蹴り、式神の方へと向かった。
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作者(プロフ) - ぽぽさん» ありがとうございます😭こんなにも嬉しいお言葉をいただけるなんて感激です🥲なかなかの不定期更新ではありますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします☺️ (2月26日 0時) (
レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - 作者さん» 繰り返しコメントすみません🙇♀️この作品から作者様の書かれるお話に興味を持ち他の作品も拝見したのですが、どれも良い意味で読みやすく、言葉遣いもストーリーも好みに刺さりました ; ;素敵な作品を創って下さりありがとうございます💖 (2月24日 23時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 星屑さん» コメントありがとうございます。一風変わった設定を使いたいと思いこの作品を作りました！これからも楽しいと思っていただけるよう頑張ります！ (2月22日 14時) (レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - ぽぽさん» コメントありがとうございます。内容は自分が納得ができるまで頑張って書いているので、お褒めいただきとても嬉しいです！これからも応援よろしくお願いいたします☺️ (2月22日 14時) (レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
星屑(プロフ) - 今までにないような作品で読み進めるのが楽しかったです!更新楽しみにしています🥰 (2月21日 5時) (レス) @page15 id: e29b44e719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2024年2月18日 0時
