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「にしても意外です。Aさんがこういうのを聴くイメージありませんでした！」
「…それはちょっと腑に落ちないけど、まぁ自覚はしてるよ」
「あははは、いやぁ、意外ですよねぇ」
2人に笑われて、私は不満を顔に示す。確かに私が聞くにはあまりにも高尚なものかもしれないけれど、本当に好きで大事なのだからあまりからかわないでほしい。
「今聞きます？」と尋ねられ、こくりと頷けば、あたかも子を見守る親の目でCDをセットされた。言いたいことはあるが、CDに免じて許してやろう。
「何を聞きたいとかありますか？」
「曲目見せて」
「どうぞ」
手を顎に当てて長く悩む。一つ一つの曲を思い出しては泣きそうになった。それを悟られないように「7番」と告げれば「はい」と前の座席で手が動く。
その曲目は全てアルファベットで埋まっていた。
言語はイタリア語。
私が選んだ7番は「Le violette」。日本語なら「菫」と表示されていたであろう曲だ。
ピアノの軽快な伴奏が流れ始める。まさかこの歌手のこの曲が聞けるなんて。
目を瞑って、意識を全て耳に集中させた。
・
「…あれ、Aさん、寝てます？」
「あらら、疲れてたのかな。珍しい」
「珍しいんですか？」
「中々眠らない人なんだよ。不眠症じゃないらしいんだけど」
「曲のおかげですかね〜、私もさっきから眠いんですよ。すっごくゆっくりした曲だし、歌詞全部外国語だしで」
「Aさん曰く、イタリア歌曲？らしい。“オペラのやつだよ”って教えられた」
「オペラ！？えぇ、貴族っぽい！」
「あはは、ほんっと意外だよね。どこで出会ったんだか」
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作者(プロフ) - ぽぽさん» ありがとうございます😭こんなにも嬉しいお言葉をいただけるなんて感激です🥲なかなかの不定期更新ではありますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします☺️ (2月26日 0時) (
レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ(プロフ) - 作者さん» 繰り返しコメントすみません🙇♀️この作品から作者様の書かれるお話に興味を持ち他の作品も拝見したのですが、どれも良い意味で読みやすく、言葉遣いもストーリーも好みに刺さりました ; ;素敵な作品を創って下さりありがとうございます💖 (2月24日 23時) (レス) id: cce9129f81 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 星屑さん» コメントありがとうございます。一風変わった設定を使いたいと思いこの作品を作りました！これからも楽しいと思っていただけるよう頑張ります！ (2月22日 14時) (レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - ぽぽさん» コメントありがとうございます。内容は自分が納得ができるまで頑張って書いているので、お褒めいただきとても嬉しいです！これからも応援よろしくお願いいたします☺️ (2月22日 14時) (レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
星屑(プロフ) - 今までにないような作品で読み進めるのが楽しかったです!更新楽しみにしています🥰 (2月21日 5時) (レス) @page15 id: e29b44e719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2024年2月18日 0時
