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「悟、いい加減冷静になりな。ここで暴れたりしたら、一瞬で噂が広がるよ」
「だからなんだよ、コイツの悪行広めるのにはちょうどいい」
「それがまずいんだろ、見ている人も増えてきた、私も恥ずかしいし一旦見逃そう」
「無理、今ここで、決着つける」
「はぁ…」
ため息の夏油傑。もう許す気はさらさらない五条悟。その2人の会話の中に、最悪のケースを打開出来そうなことが1つ。
「(…そうだ、噂になればいいのか。いやでも、流石に…そんなこと言ってる場合か私、女の子は下手したら一生外に出られなくなっちゃうんだぞ！？)」
思いついた1つの打開策。これによるメリットは、“恐らくもう二度とこんなことが起きない”、デメリットは“私の生存率が著しく低下する”。
自分から墓穴を掘る行為だ。でも、この噂を広めてしまえば一石二鳥ぐらいはとれる。誰も傷つかずに。
覚悟するしかない。嫌だけど、すっごく嫌だけど！
「まず、お前は用済み。俺が1回ここで殴る。んで、本家からそれ相応の罰を受ける。俺がお前を抱くことは金輪際ない」
「…やめて、ください」
「もう決定事項。だからさっさと」
五条悟の言葉を遮るように｢悟様｣と名前を呼んだ。我ながら甘ったるくて、どうにかなってしまったような呼び方だったと思う。
そのまま五条悟の横にピッタリとくっついて腕を絡ませた。
突然何をしだすのかと言わんばかりの顔でこちらを見てきたけれど、今だけは黙っていてほしい。
｢ごめんなさいお嬢さん、今から真実をお話させていただきますね｣
｢A、何して…｣
｢実は、悟様に執着しているのは私の方なんです｣
突拍子もないことを言い出した私に、周囲が｢え？｣と声を漏らす。五条悟も例外ではなく、驚いた顔で口をパクパクとさせていた。
｢とても魅力的な御方なので、どうしても私は嫉妬してしまい、悟様を我儘で縛り付けています。お優しい悟様は私の気持ちを公にせずに他の女性との関わりを断ち切ってくださったのです。つまりお嬢さん、私のせいで悟様と貴女の縁を切ってしまったの。ごめんなさいね｣
｢な、え？そんな、わけ｣
｢これがその証拠ですよ。もうとても離れ難くて…私の羞恥心からこの想いを隠していたのですが…｣
半ば強引に五条悟に腕に抱きついて引きつった笑みを浮かべる。
別に嘘八百だし、バレても構わない。肝心なのは、女の子がこれ以上頑張らなくてもいい理由を作ることだ。
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セナ - 久々に時間が空いて読みに来たらめちゃくちゃ更新進んでました(´つヮ⊂)ｳｵｫｫwwwありがとうございます！！！！また更新されるの楽しみに待ってます！！頑張って下さい！！ (3月26日 18時) (
レス) id: 12c663bd39 (このIDを非表示/違反報告)
作者(プロフ) - 愛さん» ありがとうございます。出来たてから読んでいただきとても嬉しいです🥳これからも応援よろしくお願いいたします！ (1月27日 0時) (レス) id: 371b148e61 (このIDを非表示/違反報告)
愛 - 更新お疲れ様です！この作品がいつ更新されるかうきうきしながら待ってました！笑 ずっと最初の方の出来たての時から見ててめっちゃ大好きです！更新頑張ってください！！ (1月26日 20時) (レス) @page12 id: c3a5fb6d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 | 作成日時：2024年1月26日 19時
