お前は生徒や【紫】 (ページ3)

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社会科は終わり、休み時間になった

貴方「村上先生んとこ行ってくるわ〜」

大倉「は、お前怒られた後に行くって気まずないん！？」

貴方「気まずい？会いたいの間違えちゃうん？」

大倉「末期や…」

なんか大倉がボソッと言った気がしたけど

まあええか

廊下を歩いている村上先生に向かって走った

貴方「村上せーんせ！」

村上「如月、廊下は走るな」

貴方「すいません！」

これはいつものこと

廊下を走ったらアカンなんて当たり前のことでも怒ってくれるんやもん

貴方「村上先生好きやで〜」

村上「あいあい」

好きや〜ゆうても顔色変えずに堂々と歩く村上先生

貴方「そんなスルーせんでもええやないですか」

　

村上「お子ちゃまのままごとに付き合っとる暇はないんでな」

貴方「なんやそれ！かっこよすぎちゃいます！？」

村上「は？」

貴方「私、もっと惚れちゃいますよ」

村上「そうかい。勝手にせぇ」

クールな村上先生悪くないわぁ

貴方「あ、村上先生？」

村上「なんや、まだあんのか」

貴方「現社、分からんとこあるんやけど放課後教えてくれません？」

村上「お前、ほんまに変わってるな」

貴方「え？」

村上「いや、なんでもないわ。おっしゃ、放課後空けといたるから生徒指導室来るんやで」

授業中ではなかなか見せない笑顔を見せてくれた

八重歯がキラッと光っててもうその笑顔が神々しい

貴方「村上先生愛してる〜」

遠くなった村上先生に向かって愛の言葉をかける

村上「バカたれ、早よ教室戻らんかい」

あ。いつもの先生に戻ってる