丸山さんは私のファンらしい【橙】 (ページ9)

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内緒ページ9

丸山side

ゆな「えぇ〜！？ファンの方と話したんだ〜！その人、誰推しだったの？」

貴方「実はその、恥ずかしいけど…私でした(笑)」

そのファンの人推しと出会えたってこと！？

うわぁ、ええなええな

幸せお裾分けしてほしいわぁ

ま、僕は今ライブに行けてることで幸せやからええねんけど

あかり「ファンの方、嬉しかったよね絶対」

貴方「え〜どうなのかなぁ」

あかり「え？喜んでなかったの？」

貴方「そもそも私変装しててバレてないから(笑)」

ん？変装？

さき「そのまま貫き通したってこと？」

貴方「そう。でも全然悪い人じゃなかったから身バレしてもいいかなっと思ってここで話してる」

りさ「え、その人ここにきてるの？」

貴方「きてると思うんだけどな〜」

え、待って待って

なんか覚えがあるようなないような

なんで僕、こんなにドキドキしてるんやろ

さき「どんな人？？どんな人？？」

貴方「それ言っちゃだめでしょ」

さき「あ、そっか」

貴方「でも、その人なら膝に印があるから(笑)」

…えっ

印……

チラッとズボンの裾を上げてみる

Addictiveの絆創膏…

待って整理しよ

僕が会った人は同じ名前のAちゃん

僕がファンやってるのもAちゃん

熱血なファンってよく言われるのも僕

膝に絆創膏貼ってもらったのも僕

…っ

待って待って嘘やろ！？！？

あの時出会ったのって、本人やったってこと！？

信じられへん！！

そんな漫画みたいなことある！？

僕はびっくりしてAちゃんのほうを見た

するとたまたまか知らへんけど目が合ってしまった

貴方「(ｼｰｯ)」

Aちゃんは僕がいたのを認識して

口元に人差し指を当ててニコッと笑った

丸山「っっ〜〜〜/////」

アカン！！

もう俺死んでもええかも…