雪男 in がーる３ (ページ32)

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◎じーこページ32

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◎Mukai

『 ……じーこ！』

反応したときにはすでに遅くて、最初に来たのは衝撃。衝撃って言っても軽いもので、瞬時に俺はAに抱きしめられてるって事に気付いた。当の本人はそんな事など気にせずギュッて抱きついて、ニコニコしている。

向井「え、Aどしたん？笑」

『んー……なにもない、』

何もない、そう言葉では言っているはずだが妙に嬉しそうで。あ、もしかして今日は俺の気分とか？Aの思考が分からぬまま、とりあえず背中に腕を回して頭をポンポンしてあげる。

すると、急に俺の胸に埋められていた頭がバッと動き、自分の顎にクリーンヒット。

向井「いった！！！」

『え、ちょ、じーこごめん！笑』

向井「いや全然大丈夫……うん」

クリーンヒットした顎を手でさする。全然良いんやけど。良いんやけど、ちょっお痛かったよな。Aに心配はさせたくないから絶対口には出さんけど。

向井「急に顔上げてどうしたん、笑」

『じーこ入所13周年おめでとう！』

ふいにそんなことを言われた。確かに、今日は俺の入所日だ。まさか、それでニコニコしたってことなん？……そんなん、可愛すぎるやろ。

『ふふ、だからね、今日はじーこの日です！』

向井「何やねんそれ笑」

『じーこと一緒にいるだけの日！』

Aはまた、俺の胸に顔を埋める。時々頭をグリグリしてくるのでなぜかそれがくすぐったい。そして、「いい匂い」ともまた呟く。自分で自分の匂いなんか全然分からんから、どんな匂いか知りたい。

＿＿＿入所13周年。

色々あったなぁ、と思いにふける。そうした今、Snow Manに入れて幸せだなぁとも感じる。こうして、Aに甘えられてるのもね。

『このあとじーこの家行っていい？』

向井「全然ええよ～」

『じゃあめめと行く！』

目黒「え、俺？」

『うん、』

向井「めぐきゅんも来てや！」

『ほら、じーこもそう言ってるから』

目黒「じゃあ行く」

なぜかこの仕事のあと、目黒とAが家に来るということが決定した。二人は何度か家に来たことあるから特に何とも思わんけどね。

『じーこ、』

向井「ん？」

『おめでとう、！』

向井「 ……ありがと、」

○10月8日向井康二くん入所13周年おめでとうございます！○

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