"Laugh" In the GIRL 6 (ページ38)

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▼誕生日〔緑〕ページ38

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◎Morimoto

＿＿＿7月15日。昼間に、インターホンが鳴った。

誰だろう、とは全く思わなかった。確信があった訳ではないが、大体誰かは予想がついていたから。俺は、リビングから立ち上がって玄関の扉を開けた。ガチャリ、と音が響いて外の景色が垣間見える。

『 ……へへ、来ちゃった』

ほら、やっぱり。インターホンを鳴らした正体はゆずで。

なぜ、ゆずが来たのか。察する人は察するだろう。今日は俺の23歳の誕生日なのである。直接祝いたいと前から豪語していたので特に驚きはしない。ていうか、数週間前に来ると言っていたのもある。忘れはしない。

ゆずはコロナウイルス感染症対策でマスクをしていたのだが、サイズが全くと言っていいほど合っていない。マスクが大きいのか、顔が小さいのか。恐らく後者だろう。

『慎ちゃん、誕生日おめでとう！』

ニコッ、と満面の笑みを見せるゆず。それに対して「ありがとう」と笑って俺も返す。

玄関で話しているのもアレなので、家の中にゆずを入れる。何回も俺の家に来たことがあるのでキョロキョロする様子などは無く、まるで自分の家かのように慣れた感じでゆずは中に入っていく。まぁ、小さい時から一緒に居たし。うん。

飲み物を出して、まったりとする。無難な世間話とか、近況とか。当たり前の話で盛り上がり、ふと思いにふける。

『 ……もうジャニーズに入所してから13年か、』

森本「早いようで遅かったよね」

『そう考えると、慎ちゃんと13年も一緒に居るんだよねぇ、』

森本「確かに爆笑」

懐かしいなぁ、と2人で笑い合う。そして昔のエピソードなど色々喋る。ゆずと喋っていると、話が尽きることなくどんどんと時間が経っていく。俺がお喋りモンスターって言うのもあるけれども。

『慎ちゃんに歳越されちゃった』

森本「後5ヶ月の辛抱ね笑」

『同じ歳じゃなくなっちゃったの悲しい』

森本「 5ヶ月すれば一緒の歳じゃん？笑」

『まぁね爆笑』

○

誕生日おめでとう。

これからもこの先もずっと、

一緒に居ようね、

慎ちゃん。

○7月15日森本慎太郎くん誕生日おめでとうございます！○

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