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『 ……あれ、シューズ、 』
シューズが汚されたり、中に針が入ってたり、なんて事はあった。汚された時は洗ったり、新しいシューズを買ったりして針が入ってた時はその針を抜いていたりしていたが、隠されたらただただ探す事しか出来ない。
もうすぐ、レッスンが始まるのに。探しても探しても、見つからない。
隠した犯人は知ってる。私をニヤニヤ見つめているし、今までされてきた事を考えたらアイツらしか居ない。
『 ……っどこ、 』
思わず、涙がこぼれそうになる。でも、泣いちゃいけない。必死で涙が出ないように堪える。
"泣いていい時は嬉しい時よ"と、母から教わったから。
森本「 ……これ、使っていいよ 」
＿＿＿不意に、そんな声が近くから聞こえた。
振り向くと、最初のレッスンで隣に居た子だった。名前は、そのレッスンの後に知った。……森本慎太郎くん。
"これ"とは、恐らく慎太郎くんがいつも使っているシューズ。あまりボロボロではない事から最近買ったものだと思われる。
『 で、でも、それ使っちゃったら、 』
森本「 予備のあるし 」
ん、と慎太郎くんはシューズを私に差し出した。予備があるなんて、用意周到だな、と少しばかり感心をしてしまう。まあ、どうやら予備があるなんて嘘だったと後に知ったんだけど。
それより、私は助けてくれたのが嬉しくて嬉しくて。シューズのサイズが合うのか、とかそんな事は全然どうでも良かった。
ただ、救いの手を差し伸べてくれたのが嬉しくて、幼いながらに感動した。
『 ……ありがとう、慎太郎くん 』
慎太郎くんは、目を見開いた。何で名前知ってるの、と言いたげに。
森本「 ……ん、 」
その日から慎太郎くん……いや慎ちゃんは、私の中での「ヒーロー」だった。困っている時に、悲しい時に、苦しい時に、どんな時でも隣りに居て私を助けてくれる……そんな「ヒーロー」。
＿＿＿第一印象は顔が可愛い。
だけど、今ではカッコよくて面白くて、いつでも助けてくれる救世主。そして、私の大切な人。
○
森本「 うわ懐かしっ！ 」
『 こんな事もあったよね、今でもハッキリ覚えてるもん 』
森本「 俺も覚えてるよ 」
『 慎太郎くんって呼んでたなぁ爆笑 』
森本「 俺当時Aちゃんって呼んでた爆笑 」
『 今では忘れられない、良い思い出だけどね 』
森本「 ……まあね、 」
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名無し8192号(プロフ) - ありがとうございました！いつもいつも楽しみにしてます！ (2020年5月1日 8時) (
レス) id: 42ccdecb27 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと(プロフ) - あやこさん» 遅くなってすみません(;_;)リクエストありがとうございました！書かせていただきましたので良ければ読んでいただけると嬉しいです…！ (2020年5月1日 8時) (レス) id: 9001a60370 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと(プロフ) - ☆。..＊アイス＊..。☆さん» そうなんですね！文字数の関係により出すことが出来なかったメンバーも居たので良かったです…！これからも応援よろしくお願いします！ (2020年4月14日 10時) (レス) id: 9001a60370 (このIDを非表示/違反報告)
☆。..＊アイス＊..。☆(プロフ) - 読ませていただきました！最高です！しかも、一番推しの紫耀くんだったのでめちゃくちゃ嬉しかったです！これからも頑張ってください！ (2020年4月14日 0時) (レス) id: b777a69647 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと(プロフ) - ☆。..＊アイス＊..。☆さん» 遅くなって申し訳ないです(;_;)リクエストありがとうございました！書かせていただきましたので読んでいただけると嬉しいです…！ (2020年4月11日 23時) (レス) id: 9001a60370 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あぷりこっと
| 作成日時：2020年3月19日 12時
