愛され体質？下らない。７

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『だけどね。』



でもね澪、ここからが本題なんだ。



『その反面、もっと違う感情もあるんだ。

好き、大切、傍に居たい、支えたい。

そんな感情、もう持たないって思っていたはずなのに。

離れたくない、離れないで、ずっと傍に居て、大好きだから。

あの人達に何処か縋りたい気持ちがあるんだよ。

何でもする、だからお願い、幸せで居て、笑っていて。

誰かの幸せを願うのなんて、一体いつぶりかなってくらいに。』



目を伏せ、思っていることを続ける。



『お願い、僕を、必要として、あなた達に、必要とされたい。

此処を、僕の、居場所に、させて欲しい。

この部に、僕が、必要だと、なくてはならないと、そう言って。

僕は、あなた達に──────────愛されたい。』



澪「…A、」



『気付かないふりしてたけど、僕にとってはもうとっくにあの人達が大切な存在になっているみたいだよ。』



思っていたよりもずっと、あの人達が大切になっていた。



澪「…A」



『ダメなことくらい、分かってたのになぁ、って。』



それでもやっぱり、僕は彼らを信じたい。



きっともう、そう思ってしまっているんだろうね。



澪「…そっ、か、」



ごめんね、もうそんな顔させたくないのに。



本当にごめんね、澪。



大好きだよ、とてもとても、大好き。

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