愛され体質？下らない。７

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国見「先輩の良いところなら、オレが良く知ってますから。

その良さを…これからオレが引き出してあげます。

なので自信を持って…ダンス大会、出ましょう。」



『…国見くん、』



国見「魔法ならオレがかけてあげますから。」



『…魔法なんて、国見くんキザだね？』



国見「何とでも言ってください。」



松川「そう言った国見は、何かを取り出して瑞和ちゃんに渡しました。

渡したものは…白が特徴の、蝶々のキーホルダー。」



ちなみにこれは、実際国見くんが選んだもの。



キーホルダーを使うってなったとき、国見くんが僕に良いって決めたんだって。



国見「…これ、先輩にあげます。」



『…え？』



国見「勇気がないとき、これを握りしめてみてください。

…オレからの、勇気が出るためのおまじない…ってことで。」



国見くんは僕の右手を左手で掴み、右手の中にキーホルダーを握らせてくる。



松川「そう言いながら瑞和ちゃんにキーホルダーを握らせる国見。

その顔には、とても優しげな微笑みが浮かべられています。」



おお、松川さんちゃんとナレーターやってる良かった。



『…ありがとう、国見くん。大切にするね。』



国見「っ…はい。」



松川「瑞和ちゃんの笑顔の破壊力ー、国見に大ダメージ。」



あのすみません、ちゃんとナレーターやってください。

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