愛され体質？下らない。６

242　玲音side ページ17

玲音「…ふーん、今A…刀夜といんだ。」



刀夜のTLが更新されたかと思ったら、Aの後ろ姿が写った写真が載っていた。



まあどうでも良いかー、なんて考えながらスマホをベッドに投げる。



そして腕を目に置き、静かな部屋で耳を澄ませる。



…休日、何もない日…こういう日は色々考えるから嫌いだ。



「何してんの？」



…聞こえてきた声は、昔からずっと一緒にいた幼馴染のもので。



玲音「考え事ー。」



「あー、玲夏ちゃん？」



玲音「違えよ…てか一々うるせぇよ、勝手に部屋入んな馬鹿。」



そう言いながら奴にクッションを投げる。



「はー、幼馴染に対してそんなこと言うか普通？」



玲音「うるせーよ…堅治。」



幼馴染で伊達工に通っている二口堅治。



一応昔から一緒にいるし、昔から誰よりオレのことを知っている。



二口「なーに、恋の悩み？」



玲音「ニヤニヤすんな、そんなことねぇし。」



二口「じゃあやっぱり玲夏？」



…玲夏玲夏うるせぇな…！



玲音「うるせぇって言ってんだよ、そんなこと言うために来たのか？」



二口「や、お前の学校にオレの中学のときの後輩行ったから気を付けろってだけ。

アイツ面倒くさかったからなー…一々絡んできたし…。」



…ああ、ヒロイン系か…。



玲音「気にしてねぇから。」

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