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686話 ページ42

雪希「…い、みが…分からない…。」



球体が消え、その場が静まり返ってしばらくしてから、埜田が声を出すことでやっと凍結したようなその場が元通りになったような感じがする。



雪希「どうして鬼じゃないあなたが血鬼術を使えるの…どうして私の最大奥義が効かないの…どうして、どうして…」



『…あなたに理由を話す必要ってある?』



そう言いながら、静かに歩み寄る。



雪希「近付かないで!!気持ち悪い!!」



『………』



雪希「あなたの力も…その目も、気持ち悪くて仕方がない…!!

貴方の気持ち悪い所全部全部嫌い…近付かないでよ、この化物!!」



…この力を使えば、一気に僕は化物扱いとなる。



桜花「…お前、」



『…鬼でもない僕が血鬼術を使うんだから、気持ち悪いと思っても仕方ないよね。』



雪希「ほんとにそうだよ…何で使えるの?意味分かんない意味分かんない意味分かんない…何なのあなたは本当に…どうしてっ…」



『余り混乱しない方が良いと思うよ、僕の力について一々考えてたら頭パンクするから。』



意識世界で話を聞いていただけでこちとらパンクしかけてたんだから。



『どうせあなたは此処で死ぬんだから…必要ないでしょ、僕の力の知識なんて。』



雪希「っ…来ないで、私はまだ…死にたくないっ…」



…死にたくない、ねぇ。



まあそうだろうよ。



でもさぁ…



『今更よくもまあそんなこと言うよね?』



…馬鹿だなぁ、ほんと。

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みんみん - 泣きそうになりました。とても面白いです! (2019年10月21日 18時) (レス) id: b8b42f9334 (このIDを非表示/違反報告)
見列鬼 - やばい泣いた…(/ _ ; )感動しました。 主人公と桜花ちゃんと雪希さん、来世は仲良くなれるといいですね… 私もこんな作品作ってみたい (2019年10月21日 15時) (レス) id: ea39a5038c (このIDを非表示/違反報告)
雪だるま - やばい!!気になりすぎる!   語彙力が… (2019年10月21日 9時) (レス) id: 85f066d48f (このIDを非表示/違反報告)
綾織 - 血気術!?まさか、鬼になった、とか…?いや、最近鬼舞辻さんにあってないのにそんな事…続きがきになる!! (2019年10月21日 6時) (レス) id: 68bb132a93 (このIDを非表示/違反報告)
kusune(プロフ) - 血気術…!?とても楽しみにしています!頑張ってください! (2019年10月21日 6時) (レス) id: 8029859771 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月19日 19時

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