愛され体質？下らない。

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『一応僕はヒロインさん潰すためにこの部に入ったわけだけど。

それ終わってからも、気が向いたとしたら残る気だから。』



矢巾「マジ？」



『さっき言ったでしょ、バレーは好きなの。』



バレーは、確かに好きだ。



っていうか中学時代まではやっていた。



『部活戻らなくていいの？』



矢巾「あ、ヤベ…じゃあ頼んだ！」



『協力はよろしくね。』



矢巾「おう！」



中に戻っていくのを見守り、またスポドリ作りに戻る。



さて、やっと終わったけれど、この量を一人で持っていかないといけないのか。



『大丈夫かな。まあ大丈夫か。』



どうにかなるだろ、って思いながら持ち上げる。



この量はやっぱり重いな。



でもまあ、それでも重さには慣れてるから良いんだけどね。



『強豪校の、重さだな。』



体育館に入れば、応援をしているヒロインさんが目に入る。



でも、それより目に入ったのは練習をしている選手達で。



ああ、やっぱりバレーが好きだな。



それを今再認識した。



華恋「あ、終わった？」



『はい。』



華恋「じゃあ配っておくね、ありがとう！」



そう言いながら、レギュラーメンバーの分だけ取り上げてくる。



そう来るって思っていたから全然いいんだけどね。



さーて、僕は2軍メンバーに渡しに行きますかね。

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