愛され体質？下らない。

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『君、それが何を意味しているかちゃんと分かってる？』



ネットを張りながら聞く。



国見「…分かってます、華恋先輩を追い出すんですよね。」



『追い出すって言うか潰すんだけどね。』



国見「オレに何か出来ることあったら、何でも言ってください。」



まあ、そんなこと言ってくるような気もしてたと言えばしていた。



『どういう心境の変化？』



国見「昨日瑞和先輩に言われて、オレは今まで華恋先輩を守るためだけに人を傷付けていたんだなって思ったんです。

それで目が覚めたというか…だから、もう同じことを繰り返したくない。」



あーあ、この子しっかりしてるなあ。



『なるほどね、分かった。何かあったら言う。』



国見「ありがとうございます。」



『こちらこそだよ。』



その言葉は、とてもありがたい。



僕にとって、はね。



潰すことに関してはそんなに彼は必要ないし、別に手伝ってもらわなくて構わない。



でも、それでも。



何だか嬉しいんだよね、気付いてくれるって。



国見「何でもしますから、言ってくださいね。」



『まあ別にそんなに必要はあるわけではない、他に協力者いるからさ。』



国見「他に協力者？」



『うん、2年6組の東雲澪。』



国見「矢巾さんのクラスメイトですか？」



『それで僕の唯一の親友だね。』

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