52話 ページ6
ネーロ「一年生に転入生が来たんだってね」
『ネーロって凄い情報通だけど、その情報って何処から得てんの？』
ネーロ「いや別に、こそこそ話してんのが勝手に聞こえて来るだけ」
『じゃあこの学園の生徒の名前と生年月日は何処から入手したの』
ネーロ「それは俺の秘密の情報源」
『オクタヴィネルに転寮してどうぞ』
ネーロ「同室俺じゃなくなって良いの」
『それは嫌だから今すぐ帰ってきて』
ネーロ「元からしてねぇわ馬鹿」
時々ネーロが何処の寮所属なのか分からなくなる今日この頃。
昨年も説教した相手の弱み持ってたもんな…怖かったよ、あの時…。
「へえお前ら俺の話聞かねーんだ？じゃあ、お前らの弱み…全校生徒にバラせば良い？」っていつものポーカーフェイスで言うんだもん…。
同室ではあったけどそれまであんまり話してなかったから、めちゃくちゃ怖かった記憶がある。
『ふーん、で、何組？』
ネーロ「1年D組。あー、俺達の寮の後輩居るね」
『あの声の大きい子？』
ネーロ「そーそー、セベク・ジグボルト。寮長のことが大好きな彼奴だよ」
声が大きいで通用するのはセベク・ジグボルトくらいだと僕は思う。
あーでも前前世にも何人か居たな、取り敢えず声の大きい人。
『どんな子だって？』
ネーロ「スマホ弄ってるってことは興味ないよね」
『関わる気はないからね…まあでも一応耳に入れておくだけ入れておこうかなって』
ネーロ「あ、そ」
君も中々僕の言葉に興味がないな？
そう思いはするものの、スマホを弄りながら聞いている手前文句は特に言えなくなる。
ネーロ「1年D組、名前はヴェレーノ・インセット。めちゃくちゃ美人なんだって。流石に生年月日はまだ分からないけど、身長は161cmで校内にも関わらず帽子を被っている。それで…」
『待って、ちょっと待って。生年月日分からないのは当然だとして、だよ。何で身長知ってんの？』
ネーロ「え？」
『え？は此方の台詞なんですが？161？え？』
転入生って今日来たんじゃないの？
どうして今日来た転入生の身長をネーロが知ってるの？
え、測った人とか居るってことなの…流石に身体検査はまだしないでしょ？？
ネーロ「身長とか大体立ってれば周りの奴見てれば分かるしさ」
『…生年月日だけじゃなく、学園中の人の身長知ってたり…』
ネーロ「情報収集じゃ基礎中の基礎」
『やだうちの兄さん凄く怖い』
恐怖しか感じない。
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ゆるる(プロフ) - こんばんは、お答えしていただきありがとうございます！単行本派故にご迷惑おかけしてすみません…。把握致しました。本誌枠を読み終わり次第再びこの素敵な作品に是非立ち寄らせて頂きたいので残しておいて頂けますと幸いです！これからも応援しております！ (2020年6月17日 23時) (
レス) id: 8e2c0af2a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 「…なぁに言ってるのぉ？俺ジェイドじゃなくてフロイドだよぉ〜」()「何故分かったのです？目の色を変えて髪も逆にしてアズールも見分けられなかったのに」ってなりそう←。ガチフロイドやったら絞められてるはず… (2020年6月17日 22時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
クローバー(プロフ) - 虹希さん» まさか作者様のお気に入りだったとは…！好みが似てるんですね！応援してます！！ (2020年6月17日 20時) (レス) id: 7ea079127e (このIDを非表示/違反報告)
虹希(プロフ) - クローバーさん» コメントありがとうございます！わああありがとうございます！ネーロ個人的にお気に入りなのでそう言っていただけると嬉しいです！！ありがとうございます〜頑張ります！！ (2020年6月17日 20時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー(プロフ) - ネーロに惚れました。なんですか！？なんであんなにカッコイイんですか！？私の好みどストライクですよ！！これからも更新頑張ってくださいね！！ (2020年6月17日 18時) (レス) id: 7ea079127e (このIDを非表示/違反報告)
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