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「耳に飾りの鬼狩りはお前じゃのう。」
なるほどね、やっぱり炭治郎くんが狙いなのか。
竈門「珠世さん!身を隠せる場所まで下がってください!」
珠世「炭治郎さん、私達のことは気にせず戦ってください。
私達を守っていただかなくて大丈夫です。鬼ですから。」
すると手鞠鬼が炭治郎くんに手鞠を投げる。
炭治郎くんが呼吸の技で止めたと言うのに、手鞠は動き出す。
『さっきから変な血鬼術を使うなぁ…面倒くさい、本当に面倒くさい。』
愈史郎「珠世様!!俺は言いましたよね?鬼狩りに関わるのはやめましょうと最初から!
俺の目隠しの術も完璧ではないんだ!貴女にもそれはわかっていますよね?」
そう言い出す愈史郎くんを横目で見る。
…貴方はいつもそうだ、あの人とともに来た時だって凄く嫌そうな顔をしていた。
愈史郎「建物や人の気配や匂いを隠せるが存在自体を消せるわけではない!
人数が増えるほど痕跡が残り鬼舞辻に見つかる確率も上がる!」
『今喚いてる暇なんてないでしょ馬鹿…』
愈史郎「貴女と二人で過ごす時を邪魔する者が俺は嫌いだ、大嫌いだ!!許せないッ!!」
「キャハハッ何か言うておる。面白いのう楽しいのう!
十二鬼月である私に殺されることを光栄に思うがいい。」
…十二鬼月…彼奴が?
竈門「十二鬼月?」
珠世「鬼舞辻直属の配下です!」
「遊び続けよう!朝になるまで命尽きるまで!」
十二鬼月は“あの程度”の強さなのか?
いや、僕では勝てないくらいこの鬼達は強い…でも柱がいつも苦戦するという十二鬼月は、あの程度なのだろうか…そうとは考えづらい。
『…十二鬼月、は、』
もっと、強い。
愈史郎「馬鹿!!A!!何してる!!避けろ!!」
向かってくる手鞠を避けながら考える。
こういう時に発動しろよ馬鹿野郎、僕の勘は本当に必要な時こそ使えないから腹立つなぁ…
『…何が、どうなって…』
考えろ。
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何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか?なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか?バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか!とっても面白いです! (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)
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