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三十七頁 ページ39

冨岡「………わらび餅か。」



『わらび餅ですね。』



それがどうかしたのか、と思いながら冨岡義勇を見ると、彼は少しわらび餅を見つめてから食べ始めた。



…この人は何でも目で語れば良いとでも思っているのかな…またはわらび餅と意思疎通でも出来るのか(?)



えっ、わらび餅と意思疎通出来る人なんて初めて見たんだけどこの人もしや神か…?



何か自分でも何が言いたいのか分かんなくなってきたから取り敢えずわらび餅食べて気を取り直そう…何かこの人と一緒に居ると色々壊れると言うかキャラが保てなくて困る。



冨岡「…好きなのか。」



『好きですね。』



実はこれが少し謎な所であったりはする。



僕前世ではとにかくチョコが好きで暇があればチョコを食べているような奴だったんだけど…ほら、チョコって食べているとストレス軽減出来るって言うでしょ、特に関係はないんだけど。



関係ないんだ、って自分でツッコんだのはさておき…この世界に来てからは、ていうか覚えている時には何故かわらび餅がめちゃくちゃ好きになっていたわけですよ…甘いもの全般好きなんだけど、わらび餅は特別好きで、一日に何回でも食べれてしまうくらい。



前世では餅系そんなに食べなかったのになぁ…いやでも僕の知り合いはめちゃくちゃ餅好きだったなぁ…とか色々考える所はあるんですけどね、未だに不思議なんだよなぁ…わらび餅が凄く、此処まで好きなのは。



まあ実際失った記憶っていうのはいずれ取り戻すことが出来ると思ってるんだけど。



だってさ、失くした記憶でも何処か奥底に隠されているわけで…それを取り戻せないはずがないんだよ。



『…うーん、まあいっか。』



思わず声に出てしまったらしく、無表情のまま僕を見てくる冨岡義勇。



『…何でもないですよ。』



多分端から見たらめちゃくちゃカオスなんだろうね、無表情の二人が甘味処でわらび餅を食べながら見つめ合っている(語弊あり)んだから。



自分でもカオスだなって思うよ。

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何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか?なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか?バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか!とっても面白いです! (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月2日 11時

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