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三十頁 ページ32

『余り暗い顔してはいけないよ、何があったかは分からないけど。

ほら見えてきた、生きて帰れることを喜ばないといけないでしょう。』



竈門「…そう、だよな。」



何があったのかは何も分からない…だけど、さっきから凄い暗い顔をしている。



どうしたのかなぁ、まあ何かあったんだろうなぁ、この子は何でも一人で抱え込み過ぎなんだ…そんなに抱え込んでは身が持たなくなってしまうよ。



なんて思っても口にしない僕は性格が本当によろしくないね。



そんなことを考えていると、突然みしっと言う音が聞こえてくる。



竈門「ん?なんの音だ?」



『そもそみしって音は一日に何回も聞くべき音ではない。』



そう言いながら家の方を見ていると、突然扉が吹き飛んだ。



すると中から、竹を咥えたとても可愛らしい女の子が出てくる。



竈門「禰豆子ォ!?お前っ…起きたのかぁ!!」



凄く驚いてるけど、意識不明の重体的な何かだったのかな(半分正解)



で、この反応を見るに…兄妹か何かって所だろうか(正解)



すると、禰豆子と呼ばれた子は…炭治郎くんを(僕も巻き込みながら)抱き締めた。



竈門「わーーーっ!お前なんで急に寝るんだよォ!

ずっと起きないでさぁ!死ぬかと思っただろうがぁ!!」



そんなに長い間寝てたんですか、てか普通寝てたら死んでませんか、この時代は点滴も何もないから普通死んでると思うんだけど…。



一人で悶々とそんなことを考えていると、次は大きな身体が炭治郎くんを(此方も僕も巻き込みながら)抱き締める。



「よく生きて戻った!!!」



天狗の面を被った男の人がそう言いながら泣いている。



見た感じ多分この人が鱗滝左近次…なのは分かるんだけど、この感動的なシーンに巻き込まれながらも泣くに泣けない僕は一体どうすれば良いのだろうか。



ていうかこれ感動の再会シーンだよね、絶対僕居ちゃいけない系だわ、どうしよう。



そう思いながらも、炭治郎くんが泣き止むまでそのままで居るしかない僕だったとさ。



終わりませんよ(?)

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何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか?なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか?バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか!とっても面白いです! (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月2日 11時

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