二十六頁 ページ28
『やっと…やっと七日経った…。』
やっとのことで七日経ち、外に出ながらそう呟く。
伊之助くんが本当に撒くまで大変だった、彼処まで勝負に固執してくるのは何なんだろうな…でも何となくあの子は嫌いじゃない、もっと相手してあげたくなる…そんなような子だった。
そんな風に感じるなんて、何だか不思議だな…普段はそんなことを誰かに感じたりはしないのに…でも今回居る子達はかなり力のある子達で、しかも性格がとても良い子達ばかりたなぁ、って思った。
鬼殺隊の未来にとても必要そうな子達だ…彼らが居やすいような鬼殺隊を作っておくのが、僕達先輩の役目かもしれないねぇ…。
「A！！！！」
一人で色々考えていると、とても大きな声が聞こえてきて…何かと思えば、めちゃくちゃ神妙な面持ちをした炭治郎くんが居た。
『やあ、生き残れたみたいだね。』
そう言うと、何も言わずに近付いてきた炭治郎くんは…そのまま、何も言わずに抱き着いてきた。
…抱き着いてきた？？
竈門「良かった…良かったっ…もし何かあったらって…そう思ったらっ…！！」
…おお、これはかなり心配させてしまっていたようだ…何かごめんよ。
『大丈夫だよ、僕は立派に元気に生きているからね…ほら見てみなよ、僕は生きているから安心しなよ。』
そう言いながらとんとん、と背中を叩いてあげると、尚更強く抱き締めてくる。
ちょっと痛いのと、善逸くんがとんでもない目で見ているのと、玄弥くんがめちゃくちゃ此方見てるのと、カナヲちゃんがにこにこしているのが見えて居た堪れないから離れてくれないかな、って所で気付いたけどカナヲちゃんは通常運転でしたね。
竈門「もうほんとっ…本当にっ…良かったっ…！！」
『分かった分かった、心配させてごめん僕が悪かったよ、だから離れないかな。』
そう言えば、やっとのことで離れてくれる炭治郎くん。
…そんなに泣きそうな顔しないの、折角綺麗な顔してるのに。
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何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか？なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか？バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (
レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか！とっても面白いです！ (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)
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