二十三頁 ページ25
『…なるほどなぁ。』
話を聞き、少ししてから静かにそう言う。
過去も過去だし、全集中の呼吸が使えない…それは鬼殺隊に入るにはかなりのデメリットになるだろう…可哀想に。
心の中ではそう思うけれど、彼に可哀想なんて言葉は投げ掛けるべきではないものだろう。
そう思いながら、彼の頭を撫でる。
玄弥「…なっ、」
『頑張ってる、頑張ってるよ君は…それに違いはない、例え誰に認められなくても、例え誰に否定されても、君は確実に頑張っている…焦り故によくないことをすることはあるだろう、それでも頑張っている君ならきっと…いずれ確実に強くなれるだろうね。
大丈夫、君ならきっと大丈夫だ…何の保証もないと思うかもしれないけれど、絶対に大丈夫…僕は君を信じているよ、君は強い…それが分かる。』
支離滅裂かもしれないけれど、彼に伝えたかった…そんな言葉を並べると、彼は遠くを見ながら少しだけ微笑む。
玄弥(…こんなこと、普段なら誰相手でも話さねぇのに…何で話したんだ？
…何かこいつには話したくなる…話しても良いような気がしてくる…不思議だなぁ。)
『君はまだまだ若い、これからがあるんだからそんなに思い詰めるんじゃあないよ？』
玄弥「お前も変わんないだろ。」
『まあ其処まで年を取っては居ないけれど…』
でも君よりは年上だと思うよ、ある程度の経験はしてるからね、鬼もある程度は倒してきているからさ。
『さあて、僕はそろそろ行こうかなぁ、またね玄弥くん。』
玄弥「死ぬなよ。」
『別れ際に酷いことを言うなぁ、また外で会おうか。』
そう言いながら歩く。
…うーん、何処かで似た顔を見た気がするし…それに不死川…何処かで聞いた気がするんだけど、気のせいかなぁ。
不死川…不死川…うーん…僕ってこんなに記憶力悪かったっけな、前世ではそこそこ悪くない方…いや悪かったわ、だから色々困ったことあったわ、冷蔵庫に飲み物取りに行って冷蔵庫の前行ったら何しに行ったか忘れる、とかね(年寄り)
ヤバイ懐かしすぎた。
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何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか？なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか？バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (
レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか！とっても面白いです！ (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)
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