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二十一頁 ページ23

『めちゃくちゃ目付き悪いじゃん君。』



たまたま通り掛かった目付きの悪い少年に声を掛けると、とんでもない目で見られたから今の発言です。



正直この世代の子達と話しすぎてやめないといけないような気もしては居たんだけど、何か分かんないけど見かけたし声掛けるか…まあだってどっちにしてもいずれ関わるような気がしたし…みたいな感じで、うん。



僕の良くない勘はとても当たる、最早皮肉なんじゃないかってくらいに当たる…皮肉って何だよ、って話だけどそれは僕にも分からない(?)



『ねぇねぇねぇねぇ無視はなくない酷くない??』



声を掛けながら近付こうとするものの、中々近くに行かせてくれない。



近付こうとする度に段々歩くペースが上がっていって、それかかなり悲しいんですけどもしかして僕嫌われてるのかな、ブスには近付きたくないとか言われたら納得行っちゃうんだけど…行きたくないのに行っちゃうよ?



『無視しなくても良いじゃんか、少しくらいお姉さんとお話しようよ、ね??』



そう言っても無視だから、何なんだーとか思いながらその場に座り込む。



暫く経って何があったと思ったのか、いきなりバッと振り向いてくる。



少年の顔はどことなく心配そうで…あっこの子良い子だ(確信)



『君良い子じゃん、そんなに良い子なのに無視するなんて酷いなぁ。』



「う、うるせぇ!」



そう言って離れて行ってしまう彼の前にすぐに回り込み、顔を覗き込みながら問い掛ける。



『僕君に嫌われるようなことしたかなぁ、悲しくなってしまうよ?』



まあ悲しいとかそう言う感情も特にはないんだけどね…とか思いながら見ると、彼の顔が赤く染まる。



…何だこの思春期男子みたいな反応は??



『どうしたのそんなに顔赤くして…』



「うるせぇよ!余り近付くな!!」



その言葉を聞いて、とある一つの確信を得る。



『最早君…女の子が苦手だな?』



そう言うと、またも顔を赤くする。



…ビンゴだ。

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何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか?なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか?バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか!とっても面白いです! (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月2日 11時

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