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十九頁 ページ21

『いやほんとに助かった…ありがとう。』



そう言うと、にこにこと笑いながら僕を見る…蝶々の髪飾りをした可愛らしい少女。



何も喋らないなぁ…って思うと同時に、やっぱり何処かで見た気がして仕方がなくなる。



…あの蝶々の髪飾り…まさかとは思うけど、



『蟲柱様の継子の…?』



そう言うと、一瞬だけ驚いた顔をしながら、何処からか出したメダルのようなものを取り出して指で弾く。



そのメダルを見てから、僕の方を見ながら口を開く。



カナヲ「はい、継子の栗花落カナヲと言います。

あなたは確か既に鬼殺隊士だったと思いますが…何故此処に?」



…メダルで話すかどうかを決めているのだろうか、よく分からないけど普通には話したりしないようだ…そう思いながらも、返事をするために口を開く。



『特別任務と言われたから何かと思いながら来たら、最終選別が行われている藤襲山について…そうしたら何故か巻き込まれてしまった、って状況かな。

あ、一応名乗っておくと僕は琴平A…好きに呼んでいいからね、カナヲちゃん。』



そう言えば、にこにこと笑って僕を見てくる。



…本当に自分では話そうとかしないんだなぁ、あくまで仮定のつもりだったけどこの様子ならどうやら間違いではなさそうだ…うん、この子は自分で話すことを決められないんだろうね。



『にしてもやっぱり継子なだけあるね、とても強くて驚いた…もう既に僕よりはずっと強そうだ、今最終選別って言うことに驚きを感じているよ。』



本当に、もう既に隊士と言われても納得が行くくらいには強かった…でも多分今回が彼女にとっての最終選別なんだよなぁ…もしかして僕と同じだったり、とかは思うけどさっきの返事的にそれもどうやらなさそうだし。



…それにしても、何で自分の意志で話そうとしないんだろう…僕が口出しして良い問題ではないんだろうけど…それはこの先不便になってくるような気がするなぁ…。

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何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか?なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか?バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか!とっても面白いです! (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月2日 11時

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