十六頁 ページ18
「見つけたぞ、美味そうなガキども…！」
『ほらだから言ったじゃん、騒いでたら鬼の格好の餌でしかないって。』
我妻「嘘だろ！？来たよ！？来ちゃったよ！？てか何でAちゃんはそんなに普通な態度なの！？怖くないの！？ねぇ！？」
『いや…鬼殺隊やってるからにはこのくらいは普通と言うか…仕方ないと言うか…』
我妻「やってるからじゃなくてこれからやるには、じゃないの！？」
こう見えて六年間鬼殺隊やってるんだけどなぁ、ちょっとショックだわぁ、まあ弱いから仕方ないのかなぁ。
そう思いながら善逸くんを見るものの、かなりがたがた震えているし涙ぼろぼろ出てるしで、何だかこれはまずい気しかしないね。
『…善逸くん、逃げてくれる。』
我妻「はあ！？何言ってんの！？一緒に逃げるなら分かるけど一人で戦わせるわけないでしょ！？」
『めちゃくちゃ震えてるし涙出てるし、君確実に戦えないよね…ほら鬼結構来てるよ、逃げた方が良いんじゃないかな、死にたくなければだけどさ。』
我妻「死にたくないのはAちゃんも一緒だよね！？…ってｲﾔｧｧｧｱｱｱｱ！！！(汚い高音)
めちゃくちゃ来てるじゃん本当に！来るなよ鬼！！俺達は美味くないぞ！！どっか行けよぉぉぉ！！」
『それで来なくなるなら元々鬼殺隊なんて必要ないと思うんだけど…てか取り敢えず逃げるにしても離れてくれないと困るんだけど？』
困ったなぁ、なんて思っている此方のことは無視なのか、鬼は飛びかかろうとしてくる。
この最終選別は僕のためじゃなく彼らのためだから、本来鬼とかは殺さないようにしたかったんだけど…そうも言ってられない。
我妻「来るなってええええ！！」
目の前で死にそうな子が居て、自分も危ない状態で…殺さない方が無理なんじゃないかなって思うよ。
『正当防衛だね、うん。』
そう言いながら刀を抜く。
『全集中、水の呼吸…壱ノ型・水面斬り。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 162人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか？なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか？バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (
レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか！とっても面白いです！ (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
