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十四頁 ページ16

竈門「後は任せてくれ!!」



そんな声が聞こえ、避けるだけ避けると…鬼と炭治郎くんの対決的なのになる。



…何だろう、まだ入っても居ない彼が…此処まで強いと思える…僕には分からない、どうして其処まで強いのかも…どうして其処まで強くなれるかも。



僕には無理だ、家族を殺されたにしても…その家族に思い入れのなかった僕には…もしあったとしても、死ぬのが怖いから…出来るものなら殺されたくない、生き続けたい…そう思うから、逃げ足だけは早い。



だからこそ…僕にはどうしても分からない、君がどうして其処まで強くなれるのか…どうして其処まで、人を守ってまで戦おうと思えるのか…。



水柱とお姫様の時もそうだった、人を守りながら戦う彼らは不思議で仕方がなかった、生きたいのなら…自分だけを守ればいいのに…それで生き残るほどの力が、彼らには確実にあったのに…彼らはそれでも人を守り続けた。



叫びながら刀を鬼の頸に向けて振り、その刀が頸を斬り落とす。



『…斬った、』



彼奴の頸は確実に普通の鬼より硬い…それなのにそれを斬る事が出来るだなんて、やっぱり炭治郎くんは凄いんだと思う。



…真菰ちゃんも期待してたな、確かに期待するほどの力はあるんだと思う…甲隊士で、柱候補と呼ばれるほどの真菰ちゃんが期待するだけの力は…



刀をしまった炭治郎くんは、消え切っていない鬼の手を優しく握る。



竈門「神様、どうかこの人が今度生まれてくる時は鬼になんてなりませんように。」



居るかも分からないような神に祈るその姿を見る。



…炭治郎くんは、優しいなぁ。



鬼は、涙を流しながら消えて行った。



『…余り優しすぎても良くないけど…君はそれだけ優しいから、此処までやって来れたんだろうね。』



そう言いながらぽん、と頭を撫でる。



『この先多分、本当に悲しい鬼達と会うよ…それても君なら大丈夫、そんな感じがする。』



竈門「…ありがとう。」



…まあ、先輩からの意味の分からない助言だとでも思っておいてよ。

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何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか?なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか?バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか!とっても面白いです! (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年11月2日 11時

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