十二頁 ページ14
『どうしたの？』
歩き出そうとする炭治郎くんに続こうとすると、急に立ち止まる。
…何か凄く嫌な雰囲気がする、何だろうねぇこれは…
「うわあぁぁ！何で大型の異形がいるんだよ！？聞いてないこんなの！！」
そんな声がして見ると、近くの林から少年が飛び出てきて…その少年の視線の先に、巨大で沢山の手がついた鬼がいた。
…待って、僕彼奴のこと知ってる…最終選別で見た気がする、まだ生きてたんだね…お姫様に斬られたとばかり思っていたのに斬られて居なかった…でも彼奴の気配は確実に、この山に居るような鬼とは違うもの…
鬼が逃げてきた少年を捕まえ食べようと引き寄せるのを見て、炭治郎くんがその腕を切る。
竈門「大丈夫ですか！？」
「あ、ああ。」
炭治郎くんは僕とその少年を背に隠しながら鬼と対面する。
「また来たな。俺の可愛い狐が。」
…狐…炭治郎くんの付けている面の話なのかな。
「おい。今は明治何年だ？」
竈門「…今は大正時代だ」
僕トリップしてきた時目が飛び出るかと思ったよね、過去に遡ってたから(遠い目)
「アアアアアアッ年号がァ！！年号が変わっている！！」
年号を聞いた途端そんなことを言い出す異形の鬼。
笑ったり怒ったり…情緒不安定かな、病院行け(真顔)
「まただ！また！！俺がこんな所に閉じ込められている間にっ、アァアアァ！！
許さん許さんんん！！鱗滝め！鱗滝め鱗滝め鱗滝め！！！」
竈門「どうして鱗滝さんを…」
「知っているさァ！！俺を捕まえたのは鱗滝だからなァ！
忘れもしない四十七年前！アイツがまだ鬼狩りをしてた頃だ！
江戸時代…慶応の頃だった。」
慶応ってどのくらい前だっけなぁ…なんて思っていると、庇われている少年が嘘だ、と声を上げる。
「そんなに長く生きてる鬼はここにいないはずだ！
ここには人間を二、三人喰った鬼しか入れてないんだ！
選別で斬られるのと鬼は共食いするからそれで…」
「でも俺はずっと生き残ってる。藤の花の牢獄で五十人は喰ったなぁ、餓鬼共を。」
…五十人、か。
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何卒 - すみません、誤解なら良いのですが、私のコメント消しましたでしょうか？なにか不快なことをしてしまいましたでしょうか？バグや勘違いなら申し訳ありません。もし、不愉快な思いをしてコメントを消したのであれば、申し訳ありません。。 (2019年11月3日 22時) (
レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
キア(プロフ) - 面白いと思ったら貴方様の小説でしたか！とっても面白いです！ (2019年11月2日 15時) (レス) id: c785cd048e (このIDを非表示/違反報告)
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