雨柱の癸さん肆

165話 ページ28

『んふふ』



伊黒「…何だお前、笑い方が気色悪いぞ。何かあったのか」



『一番最後の言葉だけで良いんですけど？てかまた蛇さんと…』



そろそろお館様にまた苦情を言い渡しに行かなければならない気がする。



蛇さんとの任務が日に日に増えている気がするんだ。



まあ別に？蛇さんのこと嫌いでは？ありませんけども？



伊黒「聞こえていなかったのか？何かあったのかと聞いているんだ。

其処まで気色悪い笑い方しておいて何もないとは言わないだろうな、だとしたら元がその笑い方と言うことになるが？

だとしたらなるべく隣を歩きたくない、少し離れろ」



『聞かずにこの笑い方を元にするのやめてください！？違いますよ！？』



てかこの笑い方の人に失礼だ、今すぐ謝れ。



まあきっと僕が相手だから言うだけであって他の人には言わないんだろうけどね！！



『妹が出来たんです♪』



伊黒「妹？叶ではなく？」



『しのぶですー！』



笑いながらそう言えば、少し目を見開いたあと罰が悪そうに顔を歪める。



伊黒「随分と口が達者な姉妹だな…叶も含めてだが…」



『僕の周り基本的に口は達者ですね』



伊黒「たまにはそうじゃない奴も居るだろうが…」



『うーん、残念ながら居ませんね…口が達者な兄とか居たんで、その兄に何言われても平気な人しか家族にはならなかったんですよ』



帆兄始め、他の家族も何かと口悪かったり口が達者だったりしたから。



伊黒「お前ほど口が達者な奴が他に居たのか？面倒だな」



『悪かったですね？？』



だがしかし、実際は僕よりも酷かった僕の家族達()

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