色々な説明の話。弐 ページ38
光尊「鬼殺隊士…鬼殺の剣士、鬼狩りとも呼ばれるよ。
任務地にて鬼と戦い、この頸を落とす剣士。
“育手”に見込まれた若者が、その育手の下で数年単位の過酷な修練経て、藤襲山で行われる最終選別を生き残る事で、正式に隊士となる…ただし、中には育手を介さず独力で最終選別に挑んで合格する猛者もいる。
Aは後者だね、育手は介してないし…まあ俺は居たけど。
隊士の卵たちは大抵がまだ十代前半の少年少女たちで、それでいて育手による修練は下手をすれば命を落としかねない程の過酷さであり、最終選別では十数匹の鬼が囚われた藤の花の結界内で七日七晩生き残らなければならず、命懸けの修練を乗り越えても通過率…生存率は三割以下と非常に厳しい。
だから今回全員生き残ったってのはかなり珍しい出来事なんだよ。
そんな中で鍛え抜かれ、選び抜かれた鬼殺の剣士の身体能力は、“人間”のカテゴリーとしては極限に達している。
だけど、それでも不死と超再生の身体を有し、物理法則すら無視する異能“血鬼術”を行使する鬼に対しては絶対的に不利であり、隊士の死亡率は高い。
そのため、当時の日本の平均寿命の低さも相まってか、育手などの例外を除けば鬼殺隊の構成員たちの年齢層はかなり若い。
前も話したと思うけど、彼ら・彼女らが剣士を志し、危険な鬼狩りの任務を続ける理由は、金銭的な物を含め各々であるが、縁者を鬼に喰い殺されたことで鬼に対して並みならぬ憎悪を抱いている者も多く、それ以外にも孤児であった者や、特殊な生い立ち・生まれ持った資質によって、一般社会に馴染めず居場所が無かった者も少なくないことから、そうした者たちの受け皿になっている面もある。
また、剣士に限らず鬼殺隊の構成員は、“悪鬼滅殺”という目的達成のため完全実力主義を採っており、能力にさえ秀でていれば、性格面に難があったとしても重用される傾向にある。」
…恨みのある者達ねぇ…彼らもそうなのかな。
錆兎と名乗った彼や冨岡義勇という彼のことを思いながら考える。
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そーな(プロフ) - すごく面白いです!続編楽しみにしてます(`・ω・´)ノ (2019年10月29日 11時) (レス) id: fda0224a1f (このIDを非表示/違反報告)
夕希(プロフ) - 私の好きな、薄桜鬼と鬼滅の刃がコラボしているとか、嬉しすぎます!ありがとうございます! (2019年10月25日 17時) (レス) id: 9681d7962f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 薄桜鬼!懐かしい……更新頑張ってください! (2019年10月25日 14時) (レス) id: 1f4124da1c (このIDを非表示/違反報告)
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