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前日の話。弐 ページ25

光尊「あ!明日だもんね!ちょっと待ってて!」



そう言いながら隣の部屋へ向かい、少ししてから戻ってくる。



光尊「じゃじゃーん!見て見て!」



『…羽織?』



光尊「んふふ、Aにプレゼントー!」



渡された羽織は膝下までの長さで、大部分が無地の金春色、腰より下にかけ紺桔梗色の菱柄…そんな綺麗な羽織だった。



『…え、僕に…明日着てけってこと?』



光尊「そうそう!あ、気に入らないとか返品されたら泣くね??」



そう言いながら本気で返品はやめてくれと言いたげな顔をしてくる。



『…するわけないじゃん、初めて人から物を貰ったのに…。』



妹からは貰ったことはある。



でも…それ以外の人から何かを貰ったことなんてなかった。



光尊「…そっかそっか、まだあるよー!」



『まだあるの?』



光尊さんは、にこにこしながら面と紐を取り出す。



紐は青く…鈴がついていて可愛らしい。



面は白い狐の面で、柄は赤で描かれている。



光尊「A髪縛るでしょー?これはそのための髪紐。

面はー、A人前で顔出すのあまり好きじゃないのを知っているから?」



…まるで熟知しているようだ。



『僕が青系の色好きなの知ってるの?』



光尊「ふふ、僕に分からないことなんてないよ?」



『やっぱりストーカー。』



光尊「いやまず今一緒に住んでますから!?」



ぎゃーぎゃー喚いている光尊さんを横目に、羽織を抱き締め…髪紐と面を持つ。



『…ありがとう、大切にするね。』



人から何かを貰うのって、こんなにも嬉しいことなのか。



光尊「うん!ありがとう!」



お礼を言うべきなのは僕の方なのに。

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そーな(プロフ) - すごく面白いです!続編楽しみにしてます(`・ω・´)ノ (2019年10月29日 11時) (レス) id: fda0224a1f (このIDを非表示/違反報告)
夕希(プロフ) - 私の好きな、薄桜鬼と鬼滅の刃がコラボしているとか、嬉しすぎます!ありがとうございます! (2019年10月25日 17時) (レス) id: 9681d7962f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 薄桜鬼!懐かしい……更新頑張ってください! (2019年10月25日 14時) (レス) id: 1f4124da1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月25日 11時

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