検索窓
今日:1 hit、昨日:32 hit、合計:88,628 hit

前日の話。壱 ページ24

光尊「思った通り今回ので行けるね。」



神の呼吸の説明があってから一年…まあつまり僕は12歳になったわけなんだけど。



次の最終選別とやらに僕は行くことになった。



それが明日らしく…光尊さんはにこにこしながら僕にご飯をよそっている。



『そんなに食べられない。』



光尊「良いから良いから!!食べて食べて!」



何がそんなに嬉しいのかよく分からないんだけど、明日行くってそんなに良いこと?



光尊「…死なないでね。」



『はあ?』



光尊「A、鬼と戦うの初めてになるわけだからさー。

やっぱり少しくらいは心配する気持ちはあったりしなくもないんだよ?」



一瞬だけ暗い顔をしたように思えた光尊さんは、すぐに笑顔になった。



けらけら、といつもみたいに笑いながらそう言う光尊さんに…何か妙なものを感じる。



『無理して笑わないでくれる。』



光尊「えー?無理してないよ?」



『僕、死なないから。』



そう言うと、食事をしていた手を止めて黙り込む。



『僕の目標は貴方を殺すことだって言ったはずだし、それまで死ねない。

前世では妹を守ることだったから、妹が死んでしまって生きる意味を失くしたけど…今世では貴方という存在があるから、貴方を殺すまで僕は死なない。

だからそんなに心配しないでくれる、気が狂うんだけど、貴方がその調子だと。』



そう言うと、悲しそうに笑いながら僕を見てくる。



光尊「…僕だって、怖いものがないわけじゃないんだよ。

大切にしている存在が死んでしまったら…って思うと、やっぱり怖いさ。」



…大切、ねぇ。



『死なないっつーの。』



光尊「…うん。」

前日の話。弐→←呼吸の話。肆



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
107人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 薄桜鬼 , トリップ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

そーな(プロフ) - すごく面白いです!続編楽しみにしてます(`・ω・´)ノ (2019年10月29日 11時) (レス) id: fda0224a1f (このIDを非表示/違反報告)
夕希(プロフ) - 私の好きな、薄桜鬼と鬼滅の刃がコラボしているとか、嬉しすぎます!ありがとうございます! (2019年10月25日 17時) (レス) id: 9681d7962f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 薄桜鬼!懐かしい……更新頑張ってください! (2019年10月25日 14時) (レス) id: 1f4124da1c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月25日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。