運命を捻じ曲げろ。

呼吸の話。参 ページ22

光尊「Aの使う呼吸はね、神の呼吸だよ。」



『チートかよ。』



光尊「トリップ特典なの！！このくらい良いよね！？」



トリップ特典ねぇ…妹曰く「トリップしたら何らかの能力と美少女になるは固定！！」とか言ってたけど美少女にはならなかったよ、ごめん。



見た目は前世のまま何だってさ、光尊さんが言ってた。



光尊「神の呼吸は他の呼吸と違って、“型”というものは存在しないんだ。

まあ他にもそう言う呼吸は存在して…使い方的には…まあそれはやりながら教えれば良いかな。

これは本当にチートって言われてもおかしくないくらいに強い力ではあるんだけど、その代償に強い精神力とかが必要なんだ。

それもあってAを選んだってこともあるんだよね〜。」



…なるほど。



『悲惨な過去持ちの方が良いのは、そうじゃないと精神力がなく…その力を使うことが出来ないから。』



光尊「正解正解その通り！まあAなら大丈夫でしょー。

精神力以前に何もかもどうでも良い、だから何が起こってもびくともしなさそう。」



『僕のイメージどうなってんだよ。』



かなり心外なんだけど、その通りだって思ってしまったのが悔しい。



そう思いながら睨む。



光尊「それで…使う技とかもやりながら教えてこうと思うんだけど…」



『先に知識として入れた方が僕は使えるタイプだけど？』



光尊「おー、さすが勤勉…じゃあ、取り敢えず名前だけでも説明しておこうかー？

詳細とかは使う本人が使ってみないと分かんないからさ、どうしようもないけど。」



『…分かった、取り敢えず名前だけよろしく。』



光尊「はいはーい！」

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