一時帰宅の話。壱 ページ35
『ただいま帰りました〜。』
光尊「Aっ！」
ぱああと顔を明るくしながら出てきた光尊さんは、すぐに僕に抱き着いてきた。
『変質者として訴えるよ。』
光尊「帰って来たのを喜んでるだけなのに！？」
「酷いよ！！」なんて喚いている光尊さんの身体は少しだけ震えている。
『もしかして僕が死ぬとでも思いました？
そんなわけないでしょ、あの程度の鬼に僕を殺せるわけがないじゃないですか。』
光尊「分かってるけどっ…！！」
『何なの、光尊さん最終選別で弟子とか失ったことあるの？』
光尊「いや、最終選別行かせたのは、っていうかこういうことになっているのはAだけ。
でも…大切な子を、失ってしまった記憶は…あるよ…。」
…それじゃあ、怖い思いをさせてしまったかもしれないね。
そう思ったから、震える光尊さんの背中を少し撫でる。
『僕は立派に生きてるよ、だから余り心配しないで。』
光尊「…うん、そうだね…生きてるね、生きてるよ…。」
そう言いながら僕の頬を両手で包みら生きていることを確かめるように見つめてくる。
どれだけ心配してたんだよこの人…。
でも今この状況でそれを言うのは野暮かな、って思ったから言わないでおく。
光尊「…あー、本当に良かった…Aは死なないでよ？」
『死地に送り出している張本人が死ぬなとか馬鹿言ってるよね。』
光尊「そうだけど！こう見えて心配してんの！！」
心配してる人が無理矢理(？)呼吸使えるようにさせたり鍛錬させたりとか何とかするんかな。
…まあもう良いんだけどね。
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そーな(プロフ) - すごく面白いです！続編楽しみにしてます(｀･ω･´)ﾉ (2019年10月29日 11時) (
レス) id: fda0224a1f (このIDを非表示/違反報告)
夕希(プロフ) - 私の好きな、薄桜鬼と鬼滅の刃がコラボしているとか、嬉しすぎます！ありがとうございます！ (2019年10月25日 17時) (レス) id: 9681d7962f (このIDを非表示/違反報告)
ユウカ(プロフ) - 薄桜鬼！懐かしい……更新頑張ってください！ (2019年10月25日 14時) (レス) id: 1f4124da1c (このIDを非表示/違反報告)
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