モブ人生返せ。

ヒロイン居るやん ページ24

「カナエ〜！しのぶ〜！カナヲ〜！遊びに来たよ〜！」



何処からかそんな声が聞こえてくる。



鬼滅にこんな声の人出てたかな〜、覚えてないんだけど…居なかった気がする、うん。



とか思っていると…誰かが顔を覗かせた。



「あれ、誰その子？」



そう言いながら首を傾げるのは、セミロングより少し短いくらいの水色のふわふわした髪を下ろしていて、桃色の目をした、小柄な可愛らしい女性だった。



…おおっと、これは？



カナエ「斎藤Aちゃん！鬼舞辻に鬼にされそうらしいからここに暫く居てもらうことになったの。」



咲姫「そっか！私は夢乃咲姫！夢柱！よろしくね！」



…みなさん思ったでしょう、僕が代弁しますね。



ヒロイン居るやん！！！！！！



エセ関西弁なのはこの際気にしないで欲しいんだけど、ヒロイン居るじゃんね！？



ねえ！！僕何で鬼舞辻に気に入られたの！？



王道で来いよ、其処は王道にしておこようよ！！！



ヒロイン気に入れよこんな醜女気に居るなよ！！(根に持つタイプ)



咲姫「でもそっか、何があったか分かんないけど鬼舞辻に…大変だねぇ、Aちゃん。」



しかもめちゃくちゃに性格いいよ！！



顔良くて性格良くてとか僕じゃなくてこのこ主人公だろ変えろよ！！(メタ)



『ほんともう何でこんなの気に入ったか分かんなくて助けて欲しいです。』



あわよくばあなたを気に入って僕のことを忘れて欲しいかな！！



僕の代わりに犠牲になってよヒロイン様！！(くそ)

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