モブ人生返せ。

ど直球 ページ18

竈門(…仕方ない…こうなったら…！)「あの！」



『はい。』



竈門「鬼舞辻無惨って知ってますか！？」



ま さ か の ど 直 球 。



普通に聞いてくるとは思わなかったから純粋に驚いてるよ。



でも此処で嘘を吐いた方がまずい…いやでも普通に答えたりしたらモブ人生が…んん、どっちの方がモブ人生を全う出来る…？？



…嘘を吐いたりしたら匂いでバレる＝場合によっては連行、つまりこれは事実を述べるべき。



『実は昨日？辺りから鬼舞辻無惨と名乗る自称鬼が僕に鬼になれとか言ってきて困ってます…？』



竈門「鬼になれ…！？」



『鬼になれ、傍に置く、とか言いながら定期的に人を醜女呼ばわりするのどう思う？？

いくら何でも誘ってる相手に醜女醜女言う必要ないと思わないかな彼奴頭おかしいよね？？』



ガチトーンで無表情(真顔かもしれない)のまま聞くと、炭治郎は驚いた顔をした後同情の眼差しを向けてくる。



美形だからってこのやろ。



竈門「…大変なんですね。」



『そうかもしれない。』



竈門「でもそうですか、鬼舞辻に気に入られてるってことか…どうしよう…。」



このままだと鬼にされてしまう、とか考えてくれてるのかな、僕もそう思う。



寧ろ昨日されなかったのが奇跡なくらいには感じてるから。



竈門「…よし！付いてきてください！」



『え？？あの？？？付いてきて、ってより引き摺ってない？？ねぇ？？？』



竈門「此方の方が早いので！」



『圧倒的に歩いた方が早いよ！！馬鹿なの！？』



ていうか女の子引きずるな！？

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