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565話 ページ10

胡蝶「…つまり、告白してきたのは上弦の弐である童磨という感情が欠如している歪んだ思考の持ち主の鬼…ということですか。」



取り敢えず落ち着いてもらって買っておいてもらってあったお饅頭を食べながら話す。



『……………はい。』



胡蝶「…姉さんの仇…ですかね。」



『…多分。』



そんな顔をしないでください、ごめんなさい、本当に。



胡蝶「…私は、姉を殺した鬼が許せない…だからその鬼が許せません。

でも…Aさんが救いたい相手であるのなら、大切だと言うのであれば…その気持ちに私が文句を言う筋合いはありませんから。

それに…私はAさんの味方を今度こそ最後まですると決めたんですよ。」



そう言いながら、悲しそうに…それでいて優しく笑ってくれる。



『…しのぶさんは、姉のようで…でも年下で…時々本当に幼く見えて…』



胡蝶「…?」



『…妹のように、思っているのかもしれません。』



そう言って笑いかけると、しのぶさんは一瞬驚いた顔をした後…一粒だけ、涙を流しながら笑った。



胡蝶「…ありがとう、ございます…。」



…童磨さんを殺したくない。



しのぶさんに死んで欲しくない。



大切な人達は、みんな…



『此方こそ、ありがとうございます。』



僕が救う、僕が守るから。



涙を流しながらも笑うしのぶさんを抱き締め、僕は改めて誓う。



僕のこの命は…大切な人達のために、使うと。



…鬼と人間の共存…それは、大切な人達が鬼に居るから。



つまり、僕の夢は…



『…みんなと、ずっと、笑い合いたいから。』



そのための場所を、守るのが、夢。

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ウル(プロフ) - 556話で童磨さんの生きていたんだね!っていうセリフが生きいたんだね!になってますよ!!!誤字指摘すいませんでしたっ、毎話楽しく読ませてもらっています! (2020年3月14日 3時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
プリン?(プロフ) - 王様ゲームで伊之助が全然出てこない……。楽しく読ませてもらってます! (2020年2月3日 14時) (レス) id: f60100673f (このIDを非表示/違反報告)
ちかぱ - いつも楽しみにしています。この小説をみて思ったのですが、玄弥君が出てきていませんね? (2019年10月24日 16時) (レス) id: cdb9a35a2d (このIDを非表示/違反報告)
みぃたろう(プロフ) - あ、あれ…童磨さんって"殿"付けて…あれ……。変わりましたっけ…?ごめんなさい、いつも楽しく読ませて頂いてます!これからも頑張ってください!! (2019年10月18日 2時) (レス) id: 6afeba1e2c (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 誤字がどうしても気になったのがあったので指摘させてください。orz。質問してみたのところで宇髄さんが、ド派手に誤字ってて何を言いたいかわからなくなってるのです。 (2019年10月16日 22時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月14日 21時

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